コラム
新宿街角コラム
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伊勢丹スイーツリニューアル
1.はじめに 伊勢丹新宿店は5月20日を皮切りに地下1階の洋菓子エリアをリニューアルしました。 今回の街角コラムでは、リニューアル内容や伊勢丹新宿店の情報についてお伝えしていきます。 2.伊勢丹新宿 この章では伊勢丹新宿について簡単に紹介していきたいと思います。 伊勢丹新宿店は1933年9月28日にオープンした大型百貨店です。 2021年時点での年間売上高は2536億円で、日本の百貨店の店舗別売り上げ高を見ると何と全国一位。老舗の名に恥じない立派な業績ですね。 立地は新宿通りと明治通りが交わる新宿三丁目交差点の北西に位置しており、本館、メンズ館や伊勢丹会館、そしてパークシティ1-5などの周辺施設から構成されています。 新宿駅直結デパートの小田急や京王と異なり少し距離がありますが、新宿駅東口と西口を結ぶ地下道「メトロプロムナード」経由で新宿三丁目と結ばれており、雨の時も濡れずに行くことが出来ます♪ 今回の街角コラムでは、スイーツ関連のフロアについて取り扱っていきますが、伊勢丹新宿にはその他にも魅力的なエリアが沢山あります。 例えば「メンズ館」は嘗てあった「男の新館」を2003年9月に大規模な改修をしてオープンしたコーナー。 当時の紳士服業界はなかなか厳しい状況に立たされていていましたが、「日本の男性を格好良くしたい」「世界ナンバーワンのメンズ館を作りたい」という合言葉のもと、努力と工夫をスタッフが凝らした結果、伊勢丹新宿のメンズ館は大成功。 これまでの「紳士服は売れない」という百貨店業界のジンクスを打ち破ったのでした。 このメンズ館の成功に触発された阪急百貨店や名鉄百貨店はメンズ館を新たにオープン。 これまで男性客はあまりターゲットにしてこなかった日本の百貨店業界に新鮮で自由な風を吹き込んだのです。 3.注目のスイーツ店 この章では地下1階の洋菓子エリアで展開されているスイーツ店について紹介していきます。 当エリアでは今回のリニューアル店を含め計17ショップが展開されており「カフェエシュクレ」「マ・パティスリー」「グランアルチザン」という3つの区画に別れ、それぞれ違った特徴を持ちながら、多くのお客様を魅了してきました。 今回は新たに6つのブランドをオープンすることになったカフェエシュクレに限定して、その特徴や注目のブランドについて紹介していきます。 「カフェエシュクレ」は繊細な感性が息づく日本の老舗ブランドやパティスリーを展開しており、丁寧なものづくりや細部へのこだわりが強いゾーンとなっています。 自分へのご褒美はもちろん、大切な人へのギフト選びも楽しめる魅力的な空間となっています。 それでは、新たに登場した6ブランドのうち、伊勢丹新宿店限定ブランドと初の常設店舗となるブランドについて紹介します。 伊勢丹新宿店限定ブランド ・MILLI MILLI/ミリミリ フランスの伝統菓子である「ミルフィユ」を中心とした日本ならではの素材を掛け合わせる新たなスイーツブランドです。何層にも重ねられたパイ生地による軽やかな食感と、複層的な味わいが特徴で、贈り手のセンスが伝わるギフトとしても最適な商品となっています。 おすすめ商品:ミルフィユ(9個入り)2430円、トゥルネ(6個入り)1728円 ・Mielurire/メルリエル 蜂蜜の持つ、自然な甘さと豊かな香り、味わいに着目して生まれた新しいスイーツブランドとなっています。忙しい日常の中に、ほっと心がほどけるようなスイーツをコンセプトとしており、仕事終わりのご褒美として楽しめる商品となっています。 おすすめ商品:デボンジャーハニーケーキ(1個)648円、ヴィクトリアケーキ(1個)648円 初常設店舗となるブランド ・seiste/セイスト これまで常設店舗を持たず、オンラインや百貨店の催事などでしか手に入らなかったブランドが、待望の常設店舗をオープンしました。ショコラやサブレといった定番商品に加え、キャラメルをテーマにしたクッキー缶などをパ、新たな商品も展開しています。 おすすめ商品:タルトタタン(1個)1080円 ・青山デカーポ まるで宝石箱のような缶や遊び心のあるおまけが特徴で、グルテンフリーやプラントベーススイーツでも人気を集めるブランドです。今回、初の常設店舗として出店しました。 おすすめ商品:ネコのトランプ缶(グルテンフリー)2420円 今回紹介したブランド以外の店舗でも、伊勢丹新宿店限定商品の販売や詰め合わせギフトの展開が始まっています。 新宿を訪れる機会があれば、ぜひ地下1階の洋菓子エリアに立ち寄り、ここでしか手に入らない限定スイーツや特別なギフトを楽しんでみてはいかがでしょうか。 4.おわりに 今回の街角コラムでは伊勢丹新宿店の概要と展開されている洋菓子エリアについて紹介しました。 伊勢丹新宿店では、老舗から新店舗まで幅広く展開されており設立から現在にかけてたくさんのニーズに対応してきました。 また今回、洋菓子エリアで新たに展開されたブランドは限定商品の販売や新商品開発に力を入れており、今後の飛躍にもかなり期待できる内容になっています。 新宿を訪れる予定の方はぜひ参考にしてみてください。 その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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クレープ店新規開店
1.はじめに 2026年4月22日に”大人が楽しめる”クレープ専門店「クレープカンパニー」1号店が新宿の歌舞伎町にオープンしました。今回の街角コラムではクレープカンパニーの概要や注目メニューについて紹介していきます。 2.クレープカンパニーの概要 ここでは「クレープカンパニー」の概要について紹介していきます。 同店は、月間5000人以上が来店している歌舞伎町の人気夜カフェ 「ShortCakeCompany」が予約困難なケーキ屋になったことを受け、「もっと気軽に楽しめる場を提供したい」という想いから姉妹ブランドとして誕生しました。 「美味しいものを、少しだけ」「大人のご褒美時間」というコンセプトを掲げ、「仕事終わりや食後の方々」をターゲットにしています。営業時間は15時~22時(最終入店21時)とクレープ業界では珍しいですが気軽に立ち寄れる夜カフェとして利用できます。 同店ならではの強みとして挙げられるのがケーキ専門店で培った技術を活かしたクオリティです。特に使用している素材にはこだわっており、ジャージー生クリームはコクがありながら後味は軽やか、トッピングの果物や自家製ソースも厳選された食材を使用しています。 そのため一般的なクレープとは異なり、上品な味わいで食後でも飽きずに楽しむことができます。また空間づくりにも力を入れており、薔薇と苺を想起させる赤と白を基調とした可愛らしいデザインで非日常空間を演出しています。 カウンター席(8席)やベロア調ソファのテーブルを備えた隠れ家的な空間で、ひとりでゆっくりと過ごしたい方にもおすすめです。 このように、「クレープカンパニー」は素材や味へのこだわりだけでなく、空間演出や営業時間にも特別感を持たせることで、これまでのクレープ店とは異なる新たな魅力を生み出しています。気軽に立ち寄れる夜カフェとして、仕事終わりや買い物帰り、食後のデザートタイムにも利用しやすく、歌舞伎町ならではの非日常感を味わえる点も特徴です。 上質なクレープと落ち着いた空間を楽しめるスポットとして、甘いものが好きな方はもちろん、普段あまりクレープを食べない方にもおすすめできる店舗と言えるでしょう。 歌舞伎町を訪れた際には、ぜひ一度足を運び、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。 3.メニュー紹介 ここでは「クレープカンパニー」の魅力的なメニューについて紹介していきたいと思います。 本店で販売しているクレープは 「薔薇と苺のジャージー生クレープ」(1100円) 「ジャージーバター&シュガークレープ」(900円) の二種類。同商品はジャージー生クリームを使用し、キャラメルやヘーゼルナッツを生地に練りこんだ、香ばしく風味豊かな味わいになっています。 他にもトッピングで追い生クリーム(250円)ができたり、ドリンク各種700円からで自分好みのカスタマイズやカフェ利用としても楽しめます。 また季節ごとの限定クレープも展開予定となっているので是非参考にしてみてください。 4.クレープ豆知識 ここではクレープの豆知識について簡単に紹介していきます。クレープはフランス北西部のブルターニュという地域で発祥しましたが、クレープ発祥の前日談として、同じくブルターニュ地方で発祥したガレットという食べ物があります。 ガレットとクレープの大きな違いを上げると、クレープが小麦粉で作られているのに対して、ガレットはそば粉で作られています。と言うのも元々ブルターニュ地方は小麦栽培に不向きな土地で、そばが主に栽培されてそば粥やそばがきが常食とされていました。 常食として食べていたそば粥を焼けた石の上に落としたところ、パンのように焼きあがることが発見され、パン代わりに食べられるようになったと言われてます。 石で焼いたことからフランス語で小石を意味するガレに因んでガレットと名づけられたとか。 伝説によると、そのガレットをルイ13世の妻だったアンヌ王妃が出先でガレットを食して気に入り、宮廷料理としても出されるようになりました。 その際に生地がそば粉から小麦粉に変更され、粉と水と塩だけだった生地から牛乳やバター、砂糖などが加えられるように変化。 これがクレープの誕生です。クレープという名前は焼いた際に出来る焦げ模様がちりめんに見えることから、フランス語で絹のようなという意味がある同語から生まれました。 日本でのクレープの歴史まで遡り、1937年の帝国ホテルのメニュー欄にクレープの記載があるそうです。 果物や生クリームを挟んだ所謂日本独自のクレープは今から半世紀近く前の1977年に竹下通りでオープンした「カフェ・クレープ」が始まり。 雑誌などの力もありブームとなり、原宿スタイルのクレープとして人気になりました。 この形のクレープは買ってそのままお店の前で食べることのほか、食べ歩きもしやすく、デザートとしてだけでなくファーストフードとしても優秀ですね。 5.おわりに 今回の街角コラムでは「クレープカンパニー」について紹介しました。夜カフェという新たなスタイルを取り入れながら、素材へのこだわりや上質な空間づくりによって、従来のクレープ店とは異なる魅力を発信しています。 歌舞伎町のにぎわいの中で、ゆったり過ごせる場所として、多くの人に親しまれていくことが期待されます。 気軽に立ち寄れるご褒美スポットとして、歌舞伎町を訪れた際には是非一度足を運び、自分だけの特別な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。 その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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歌舞伎町シネシティ広場ビジョン
1.はじめに 大型ビジョンをメインに取り扱う広告企業「The Signage」は、新宿を拠点とするサッカーチーム「クリアソン新宿」のパートナーとして、新宿・歌舞伎町シネシティ広場ビジョンにてチームの映像を上映することが決まりました。 今回の街角コラムでは、歌舞伎町シネシティ広場ビジョンやクリアソン新宿について紹介していきたいと思います。 2.歌舞伎町シネシティ広場ビジョン この章では歌舞伎町シネシティ広場ビジョンについて紹介してきます♪ 歌舞伎町シネシティ広場ビジョンとは新宿区歌舞伎町1-21-1にある第二東亜会館ビルの壁面に設置されているビジョンを指します。 場所的にはTOHOシネマズ新宿などの映画館やライブハウスがあるため、音楽や映画のプロモーションにもバッチリです。また、ビジョンのある広場は歌舞伎町タワーやアパホテルと隣接しているため、海外から来た観光客へのアピールが出来ます。 ビジョンの最寄り駅である新宿駅は、1日の乗客数が約372万人で世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも認定されているマンモス駅。またシネシティ広場に面した歌舞伎町の入口に続く道の歩行者数は1日に約5万と言われているので、多くの人々の目に行くことは間違いなしです。 そして歌舞伎町は外国人観光客訪問率ランキングの1位を獲得している超人気スポット。 ビジョンの高さは3.9メートル、幅6.7メートルでアスペクト比は16:9の画面サイズ。放映時間は8時から27時の19時間で、24時までは音声付きで上映することができます。 放映料金は7日で17万円、14日で29万7千円、30日間で42万3千円となっており、15秒の映像が一時間に4回流れます。 筆者がビジョンを撮影しに行った際は、残念ながら今回のコラムで紹介する「クリアソン新宿」の映像を見ることは出来ませんでしたが、その他にも様々な広告を見ることが出来ますので、立ち寄った際には是非とも足を止めてみてください。 ビジョンの外観画像(筆者撮影) 3.クリアソン新宿 この章では「クリアソン新宿」について紹介していきます。「クリアソン新宿」はJFL(日本フットボールリーグ)に所属するサッカーチームで将来Jリーグ入りを目指し活動しているクラブです。「サッカーを通じて感動を創出する」というビジョンを掲げ、地域活性化にも貢献しています。 クリアソン(Criacao)はポルトガル語で「創造」という意味があり、設立当初からこの理念をもっています。新宿は人口が多く、様々なビジネスや観光、文化があり多様性に溢れています。 クリアソン新宿はこの特性に強く共感し、スポーツの特性でもある他社との違いを認め、互いをリスペクトしあい、自らの強みを組織の力に変え、仲間と支えあうことの大切さをサッカーを通じて人々に届けています。 クリアソン新宿の略歴についても紹介していきます。このチームは2005年にサークルを引退した大学4年生が集うコミュニティとして誕生しました。2018年には関東リーグ2部に昇格を果たし、2023年には東京23区に拠点を置くサッカークラブとして史上初めて、J3クラブライセンスが交付されました。 前年度の成績は12位と、上位進出には届かなかったものの、リーグの中では確実に存在感を示しました。組織的な守備と素早い攻守の切り替えから得点シーンにつながった場面が多く戦術の完成度が着実に高まってきています。一方でポゼッションの質や攻撃のバリエーションにはまだ課題があり、成長のポイントと言えます。注目選手としては攻撃の中心となるFW前澤選手が挙げられます。前線での起点やフィニッシャーとしての素質がありチームの得点源として重要な役割を担っています。他にも新しく加入した両サイドアタッカーの菊谷選手や西村選手との噛み合いにも期待です。 是非、「クリアソン新宿」のJFL上位争い、Jリーグ参入に向けた飛躍に注目してみてください。 4.これまでのコラムに登場したビジョン 最後に番外編としてこれまでの街角コラムで登場したビジョンについてザっと紹介していきたいと思います♪ 4-1.新宿BBB (https://tfc-office.jp/column/street-views-96/) JR新宿駅南改札に設けられているデジタルサイネージ広告「新宿BBB」には三つのタイプのビジョンがあります。 一つ目は巨大ビジョン3面で構成されていているBOXタイプ。音声出力可能な立体的な映像でアピールできます。 BLOCKタイプは主動線上にある12本の柱4面に設置されていて、通勤・通学客に連続してアピールすることができるビジョンです。 そして三つ目のBELTタイプは壁の上に設置されたビジョンで横に長く、その幅は何と59メートルと、大怪獣ガメラの身長と殆ど変わりません。そのキリンの首のように長いビジョンは文字をメインにした広告にピッタリです。 4-2.クロス新宿ビジョン (https://tfc-office.jp/column/street-views-107/) 「クロス新宿ビジョン」の外観(コラムより引用) 新宿駅の東口から出てすぐにある「クロス新宿ビジョン」は可愛らしい三毛猫の映像でお馴染みのビジョンです。 このビジョンの最大の特徴は画像の『ちいかわ』のうさぎのように飛び出す映像を見ることが出来るという点。 このビジョンが設置されている「クロス新宿ビル」は新宿通り側の間口が狭く、歌舞伎町交差点方面へのモア2番街に沿った奥行きが長い作りが特徴です。 そしてその建物の角にあわせてモニターが設置されており、映像が飛び出して見えるようになっているのは、この錯視を誘導しやすい湾曲したモニターに秘密があったのでした。 さらに2026年度には、このビジョンと並び立つ形で「クロス新宿ビジョン2」が開業予定。こちらも楽しみですね♪ 4-3.新宿サザンテラスビジョン (https://tfc-office.jp/column/street-views-113/) 新宿サザンテラスビジョンの外観画像(筆者撮影) 新宿サザンテラスビジョンは新宿駅南口近くの商業エリア「新宿サザンテラス」に設置されているビジョンで、新宿サザンテラスの中でも特に交通量が多い甲州街道沿いに設置されています。 また本ビジョンは小田急線の南口改札に隣接しており、通行人が非常に多いだけでなく、バスタ新宿の真横に位置するため、バス利用者に対しても積極的にアピール可能です。 ビジョンに併設されたカメラはモニター前に立ち止まった人々の属性を識別。これをAIで処理してデータ化することによって広告効果の可視化や、マーケティング策定の手助けになり得ます。 番外編.新宿サザンテラス 最後に新宿サザンテラスビジョンが設置されている「新宿サザンテラス」についても少し紹介していきましょう♪ 新宿サザンテラスは緑豊かな商業エリアで、カフェやレストランなどのバラエティ豊かな店舗が立ち並んでいます。その他にも宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館」などショッピングも楽しむことができます。 またテラス内には複合高層ビル「小田急サザンタワー」があるので、こちらも連日大賑わいです。 そしてサザンタワーの前にある「新宿サザンテラス広場」では四季折々のイベントを実施しているので老若男女問わず楽しめる場を提供しています。 5.おわりに 今回の街角コラムでは歌舞伎町シネシティ広場ビジョンや、クリアソン新宿、そしてこれまでのコラムに登場したビジョンについて紹介していきました!今後も気になるビジョンを見つけ次第随時紹介していきますのでよろしくお願いしますm(__)m その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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ヨドバシカメラミュージアム
1.はじめに 「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」が昨年10月25日にオープンしました。今回の街角コラムではミュージアムの概要や魅力について紹介していきます。 2.ヨドバシカメラミュージアム 「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」は2025年10月25日に、ヨドバシホールディングス本社2階にオープンしました。このミュージアムには、ライカをはじめとした世界各国の貴重なカメラ約1000台や写真、書籍などが並んでおり、ヨドバシカメラの創業者で現会長の藤沢昭和氏が半世紀をかけて収集してきた逸品ばかりです。歴史的瞬間を記録し続けてきたカメラの醍醐味が詰まったこちらの施設と藤沢会長の想いを、この章では紹介していきます。 2-1.ミュージアム紹介 ミュージアムには5つのゾーンと、特別展示のスペースに分けられており、カメラ以外に周辺機材やカメラにまつわる蔵書などが配置されています。カメラゾーンでは、発売前に約65台制作されたというライカM3型試作機、カメラの裏に段があり「2コーナー」と呼ばれる珍しいライカM3、アメリカ空軍のために特別注文で製造された「ブルーグレーカラー」のライカM2型などが展示されています。展示台も見せ方にこだわり高さを調整したものを新たに用意するなど、1点1点こだわり抜いた配置となっています。ミュージアム全体では約1000台のカメラが展示されており、キャノン、ニコン、ソニーなど、最新のデジタルカメラはもちろん、フィルムカメラ、中判カメラなど、国内勢の製品もそろっています。奥の壁にはヨドバシカメラの歴史が貼ってあったり、カメラの展示にはギミックが施されていたりと、その点にも注目です。その他、「ベアトギャラリー」として幕末の日本に写真を伝えた英国人写真家、フェリーチェ・ベアトが撮影した写真のレプリカが100点弱収蔵されています。また、その向かいは「ハイトマンギャラリー」と題され、フランク・ハイトマンがベルリンフンボルト大学における長年の研究中でコレクションした資料も展示されています。展示の目玉として最奥部には「月に行ったカメラ」コーナーが設置されています。こちらは米宇宙船・アポロ15号に乗った全14台のカメラのうち、地球に帰還した希少なカメラを藤沢氏が所有しており、”宇宙から帰還した”本物のカメラが展示されています。このように魅力が大量に詰まったミュージアムとなっています。入場料金は、完全予約制で18歳以上は3000円、18歳未満は1000円となっております。 2-2.藤沢会長の人生と想い 藤沢会長の人生は、偶然の出会いを必然に変え、信念を貫くことで道を切り拓いてきた歩みそのものでした。農家の長男として生まれながら農業に魅力を感じられず、カメラの商売をしていた叔父を頼って上京したことがすべての始まりです。見よう見まねで始めたカメラ販売は、小売店や問屋との関わりを通じて商売の基本を学ぶ場となり、やがて新宿西口に自らの店を構えるまでに至りました。同業他社がひしめく中、藤沢会長は「借りず、貸さず、運ばず」という独自の商売哲学を掲げ、現金取引による低価格販売を貫きました。「お客さんに買ってもらえる値段が一番」という想いは、業界からの反発にも屈しない強さとなり、結果的にメーカーからの信頼も勝ち得ました。喜んでもらえるなら何でも扱うという姿勢は、現在の事業の幅広さにも通じています。また、藤沢会長はカメラを単なる商品ではなく、歴史と文化の結晶として捉えてきました。技術革新の陰で忘れ去られていく古いカメラに危機感を抱き、世界各国を巡って収集を続けてきたのは、「お世話になったカメラへの恩返し」に他なりません。その探求心と「何でも見てやろう精神」は、執務室に飾られたライオンの写真にも象徴されています。「結果的に上手くいっただけ」と語る謙虚さの裏には、日々の努力を何より重んじる姿勢があります。藤沢会長の人生は、商売の原点を忘れず、積み重ねることの大切さを示しています。これからも彼はその想いを軸に、過去を守りながら未来へ挑み続けていくでしょう。 3.カメラと映像作品 先述の通り「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」では、世界各地の様々なカメラが展示されています。 また、カメラのプロフェッショナルはいつの時代の子供たちからも羨望の眼差しを向けられており、『ウルトラQ』の江戸川百合子を筆頭に、『仮面ライダー』の一文字隼人(仮面ライダー2号)や『超電子バイオマン』の小泉ミカ(初代イエローフォー)等々子供向け番組には格好いいカメラマンの登場人物が出てきます。 そして古今東西の映像作品には魅力的なカメラマンのキャラクターだけではなく、カメラそのものも視聴者にインパクトを与えるものがあります。そこでこの章では筆者が独断で選んだ、映像作品に出てくる面白いカメラについて幾つかご紹介いたします。 3-1.『ローマの休日』(1953年)『モスラ』(1961年) 世界的に有名な女優オードリー・ヘップバーンの代表作と言えば、皆さん御存じの通り『ローマの休日』ですね。映画史に残るこの大傑作は、筆者も数え切れないほど見たくらい好きな作品ですが、今回はカメラに注目して論じていきましょう。 『ローマの休日』はタイトルにもあるように物語の舞台はイタリアで、また製作された国もアメリカですが、実はカメラを通じて、日本も僅かながらにも関与しているのです。 新聞記者のジョーがオードリー・ヘップバーン演じる某国の王女アンを隠し撮りしようとする場面で、ライターでタバコに火をつけるように見せかけて写真を撮る「ライター型写真機」が登場しますが、実はそのカメラが日本製のカメラ「エコー8」なのです。 鈴木光学が1951年に発売したカメラブランド「エコー8」はジッポーに似た形をしている小型のカメラで、実際にライターとして使うことが出来ましたが、小型カメラのためネガフィルムが小さく肝心のカメラとしての性能が微妙。間もなく発売中止となりました。 しかし、『ローマの休日』の空前の大ヒットを受けて鈴木光学へ世界中から問い合わせが殺到。その煽りを受けて、後継型のカメラライトや、改良型エコー8が発売されるようになったのです。 そんな日本で誕生したエコー8ですが、洋画だけでなく勿論邦画にも登場しています。 1961年に公開された怪獣映画『モスラ』の序盤で新聞記者であるスッポンのゼンちゃんと相棒のカメラマン・ミチは言語学者の中條の家へ取材に行きますが、大のカメラ嫌いである中條は「シャッター音がギロチンを連想させて嫌だ!」と新聞で顔を覆う始末。 そこでミチはシャッターの鳴らないカメラを使って写真撮影をするのですが、そのカメラこそが、『ローマの休日』でも使用されたエコー8だったのです。この時にミチが言った「このごろのギロチンは音はしませんのよ」という粋な返しとともに印象的なシーンです!! (『ローマの休日』劇中に登場したエコー8) (『モスラ』劇中に登場したエコー8) 3-2.『ウルトラセブン』(1967年) 次に番外編として架空のカメラを紹介しましょう。 ウルトラマンシリーズ第三作である『ウルトラセブン』には現在欠番の回も含めて毎話個性的な侵略宇宙人が登場しますが、その中にはカメラを持って地球にやってきた宇宙人もいます。 第11話「魔の山へ飛べ」に登場した宇宙野人ワイルド星人は生物が絶滅の危機に瀕しているワイルド星の出身で、肉体が老い切って種族が滅びかけているので地球人の若い生命を奪おうと生命カメラを持って地球に侵入しました。 この生命カメラと言うのは対象に光線を照射することで被写体の肉体から生命を分離させてそれをフィルムに定着させる恐ろしいカメラ。 地球にはカメラに写ると魂がとられると言うジョークがありますが、生命カメラは本当に魂を奪われてしまうのだからワイルド星の科学力は恐るべきものです。 そしてワイルド星人はこのカメラを使って多くの若者の命を吸い取り、ウルトラセブンことモロボシ・ダンの命を吸い取ることにも成功しましたが、ウルトラ警備隊のソガ隊員に倒され、その後生命カメラのフィルムに閉じ込められた人々は無事救助されました。 ここまで映画やドラマに登場した面白いカメラについて紹介しましたが、これらの場面は全て被写体の許可を得ないで撮影している、言わばマナー違反の例にあたります。トラブル防止のためにお友達やご家族の写真を撮る際には一言声をかけてから撮るようにしましょう。 4.おわりに 今回の街角コラムでは、ヨドバシフジサワカメラミュージアムについて紹介しました。 近年ではスマートフォンのカメラ機能も向上して、実際にカメラを使う機会は減ってしまっているかもしれませんが、これを機会に貴方だけのカメラを買ってみるのもいいかもしれません。 その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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「新宿三丁目ロフト」オープン!
1.はじめに 株式会社ロフトは、2025年11月21日(金)に「新宿マルイ本館」の3階に「新宿三丁目ロフト」をオープンしました。今回の街角コラムではロフトの歴史や新宿三丁目ロフトオープン記念企画について紹介していきたいと思います♪ 2.ロフトと新宿マルイ本館の概要 この章ではロフトの概要や新宿マルイ本館について紹介しています♪ 2-1.ロフト 株式会社ロフトは生活雑貨を扱うチェーンストア「ロフト」を運営する企業で、日本の他にも中国やタイでも店舗展開をしております。 日本国内では2025年5月時点で、山形、和歌山、島根、山口、高知を除く43都道府県で直営店舗159店舗、FC店舗26店舗を展開しており、東京23区内では渋谷区、豊島区、新宿区ほか多数のスポットで営業中です。 今回ご紹介する新宿三丁目ロフトは2025年11月21日にオープンした店舗で、東京都内でのロフトの展開店舗として、38店舗目となります。 ロフトで取り扱っている生活雑貨は文房具からコスメ、キャラクター雑貨やインテリアなど多種多様です。その中でもこの節では筆者が新宿三丁目ロフトで購入した3種類のクリスマス関連のお菓子について紹介していきたいと思います♪ 1種類目は芥川製菓のクリスマスハッピーギフト赤/緑。可愛いクリスマスパッケージでプチギフトにピッタリなチョコレートとキャンディ入り!お値段も200円未満とかなりお手頃な価格です! 続いて2種類目はこちらも芥川製菓のクリスマスツリースタイル!先ほど紹介したハッピーギフトと同じようにチョコとキャンディが入っていますが、ギフトが6個入りなのに対して、こちらは8個入り!そして箱がクリスマスツリーを模しているのでとてもお洒落です! そして3種類目はザ・ハーシー・カンパニーのハーシーズ キス!(ミルクチョコレート味)。ハーシーキスはアメリカで1907年から発売されている超ロングセラー商品。この歴史の長さから、アメリカを代表するお菓子の一つとしても有名です♪ちなみにハーシーキスと同い年の著名人を調べてみると、テレビ時代劇『水戸黄門』で初代水戸光圀や、『続・男はつらいよ』で散歩先生を演じられた東野英治郎さんが挙げられます。凄い歴史を感じられますね♪ 2-2.新宿マルイ本館 新宿エリアには新宿マルイメン、新宿マルイアネックス、そして新宿マルイ本館とマルイが三館あります。 新宿三丁目ロフトが出店している新宿マルイ本館は2009年4月24日にオープンしたデパートで、「サード・プレイス」というテーマを掲げ、女性をターゲットにしたライフスタイル店舗です。 建物は地下1階付地上8階建てとなっており、新宿三丁目ロフトは3階全てのフロアを使っているワンフロアワンテナントです。 アクセスは、新宿駅の東口から徒歩数分。周辺には紀伊国屋書店や伊勢丹が立ち並んでおり、とても賑やかな場所です。 1階にはAppleのコーナーがあり、筆者がマルイ本館に足を運んだ時には観光客と思わしき外国人の団体による長蛇の列ができておりました。いったいお目当ての商品は何だったのでしょうか。 3.新宿三丁目ロフトオープン記念企画 この章では、開店を記念して企画されたイベントについて紹介していきます。 3-1.TAKANO×LOFT「ロフトフルーツパーラー」 老舗フルーツ専門店の老舗、新宿高野とのコラボレーションによる「ロフトフルーツパーラー」が展開されています。今回3回目となるコラボレーションで、新宿三丁目ロフトと新宿高野のフレッシュでカラフルなフルーツやスイーツモチーフのオリジナルコラボ雑貨全22種類を展開しています。商品の内容としては、アクリルチャーム全2種(各935円)、ポーチ付きヘアバンド(2420円)、日めくり万年カレンダー(1760円)、ランチトート全2種(各1760円)、ダイカットクッション(1650円)などがあります。 3-2.新宿ゆかりの『新宿中村屋』『新宿追分だんご本舗』『麺屋武蔵』コラボ雑貨 新宿にゆかりのある3社『新宿中村屋』『新宿追分だんご本舗』『麺屋武蔵』とロフトがコラボレーションし、各企業の看板商品やロゴデザインの、ステッカー、アクリルキーホルダーなどを数量限定で販売することになりました。値段はそれぞれ、ダイカットステッカー全8種(各220円)、メモ帳全8種(各385円)、A4クリアフォルダー全6種(各440円)、アクリルキーホルダー全6種(各715円)で販売されています。ちなみに、アクリルキーホルダーはそれぞれの店舗の象徴ともいえるものを商品にしています。『新宿中村屋』でいえば肉まん、インドカリーをキーホルダーにしており、『追分だんご本舗』でいえばこしあん団子とみたらし団子、『麺屋武蔵』でいえば武蔵ら~麺と店のアイコンがアクリルキーホルダーとなって販売しています。 3-3.インバウンドスーベニールショップ「LOFT MEETS JAPAN」 世界で最も乗降客数が多いターミナル駅「新宿」ならではのスーベニールショップが初展開されました。ここでは、「デザイン性×実用性×日本らしさ」をコンセプトに、ロフトがセレクトしたアイテムが並んでいます。「茶」「癒」「粋」「縁」「撮」「掌」「都」「集」の8つのカテゴリーで関連アイテムを集積しましたので紹介していきます。 ・「茶」”JAPANESE TEA TINE” インバウンド人気の高い、抹茶やお茶道具など、お茶関連アイテム ・「癒」”WABI SPA” 和の香りや音を取り入れたセルフケアアイテム ・「粋」”WA+LIFE” 和の伝統デザインや素材を文房具や小物に落とし込んだ、日本ならではの美意識が詰まった一品 ・「縁」”ENISHI” だるまや招き猫、富士山など、日本古来の縁起のよいモチーフをモダンにアレンジした現代版「縁起物」 ・「撮」”SNAP!JAPAN” 撮っても持ち歩いても楽しいミニチュアトイカメラ ・「掌」”NIPPON MINI MARCHE” 日本モチーフのミニチャームやアクセサリー、食品サンプルモチーフなど見て楽しい、思わず集めたくなるミニ雑貨 ・「都」”TOKYO EDITION” 東京の街並みや文化・モチーフをデザインに落とし込んだ「今の東京」を感じられる雑貨 ・「集」”MINI FIGURE” 日本をモチーフにしたミニフィギュア 以上の8つの関連アイテムが集積しました。この他にも新宿三丁目ロフトでは様々なオープン記念企画が実施されて賑わいを見せています。 4.おわりに 今回の街角コラムでは、新宿三丁目ロフトについて紹介していきました。 今や日本を代表する生活雑貨チェーン店となったロフトですが、様々な商品が販売されていたり、オープン記念企画に力を入れているということもあり、また新しい店舗ができた際にどのような取り組みをするのか非常に楽しみですね! その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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新宿街角コラム
新宿高野140年の歴史
1.はじめに 新宿高野が創業から今年で140年を迎えました! 今回の街角コラムでは新宿高野のこれまでのあゆみや、現在の事業展開について紹介していきたいと思います♪ 2.4人の男たちが築き上げた新宿高野のあゆみ この章では新宿高野が創業してから今日に至るまでの歴史について紹介していきます♪ 2-1.明治時代 新宿高野が創業したのは明治18年(1885年)。現在の新宿駅ビルあたりに繭仲買・中古道具を本業として、果実類を副業とする商店を創業しました。 この年に生まれた著名人といえば詩人の北原白秋や、戦争映画『パットン大戦車軍団』のモデルになったジョージ・パットンなどが挙げられます。時代を感じさせますね~。 創業当時は繭仲介や中古道具が本業だった新宿高野ですが、1900年に「果実問屋 高野商店」の看板を掲げ果実を本業とする専門店の経営を開始しました。 ちなみに明治時代は果物の一大転換期と言える時代で、リンゴや西洋なし、ブドウやオレンジなどの西洋もしくはアメリカ大陸原産の果物を政府が導入したのも明治に入ってからです。 また、文明開化の時代である明治は鉄道が開通された時期でもあり、それまで輸送に便利な大都市近郊に集中していた果物産地が青山や長野など離れた地域にも形成されるようになった事も、明治時代が果物の一大転換期と言える一つの要因でしょう。 2-2.大正時代 二代目高野吉太郎が襲名したのは大正9年(1920年)。また同年には新宿高野の独自開発製品としてマスクメロンが販売されました。 マスクメロンは温度・湿度を管理した温室内で栽培を行わなければならず、またつる割れ病などの病害にも耐性がないため栽培は非常に難しい果物。 そのうえ一本のつるから一個しか実らせない高級果物を100年以上前に独自で開発した新宿高野の生産力にただただ感心させられます。 翌大正10年(1921年)には現在の本店の場所に移転。新宿高野の代名詞とも言えるフルーツパーラーが設立したのは大正末期の1926年の事でした。 2-3.昭和時代① 昭和に入ると、喫茶店やレストランの経営スタートや本店を鉄筋造に新装したりなどさらに力をつけていった高島屋でしたが、戦火に巻き込まれて全面営業停止に追い込まれてしまいます。 営業が再開されたのは終戦から2年後の昭和22年。株式会社タカノを設立しました。 そして株式会社設立後の昭和27年に新たに製菓室を設け、ケーキ類を製造しました。 終戦後日本国内ではアメリカの影響を強く受け、その中でも食生活への影響は顕著なものでした。製菓室が設けられた要因の一つかもしれないですね。 現在のケーキと言えば生クリームを使ったものが基本ですが、昭和の頃のケーキと言えばバタークリームを使用したものが定番。筆者もバタークリームのケーキは古いドラマや映画でしか見たことがないです(笑) 2-4.昭和時代②平成初期 「もはや戦後ではない」のフレーズが流行した昭和31年に三代目高野吉太郎が襲名。そして昭和34年に新たにレディースファッション業界へ進出。ファッション業界に旋風を巻き起こし、昭和46年にファッション部門をチェーン展開しました。 チェーン展開を始めた1970年頃のファッションと言えば様々なものが上げられますが、その中でもミニスカートやパンタロンがあげられるでしょう。 特にパンタロンの人気ぶりは、当時のアニメやドラマでも伺えられ、テレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』に出てくる敵組織・ギャラクターの戦闘員が着用していたズボンもパンタロンデザインのものでした。 最盛期のファッション部門の売り上げは年商300億円を記録し、新宿高野の売り上げの大きな割合を占めていましたが、平成初期のバブル崩壊とともに不調に陥り平成11年に部門をクローズ。 四代目高野吉太郎が襲名した平成17年頃は莫大な借金を抱えていましたが、現在のフルーツ中心の商いに戻し危機を乗り切りました。 3.現在の事業展開 この章では、新宿高野の現在の取り組みについて紹介していきたいと思います♪ 3-1.店舗展開・改装・新規出店 新宿高野は既存店舗の改装や新規出店を積極的に展開し、ブランド価値の向上と顧客接点の最適化を図っています。池袋西武店ではリニューアルを実施し、フルーツやオリジナル商品の売り場を刷新しました。 京都高島屋への新規出店では地域限定商品も展開し、地域性に合わせたサービスを強化しました。このように商業施設や百貨店内での立地戦略を見直し、全国規模での店舗網を再構築しています。 3-2.商品開発・魅力訴求 創業140周年を迎えたのを機に、新宿高野では記念商品や季節の果実を使った限定スイーツを開発し、話題性と差別化を強化しています。 宮崎マンゴーを使ったジャムや、シャインマスカットのヴェリーヌなど、素材の品質と果実感を前面に出した商品の開発に取り組みました。 こうした地域限定・期間限定などの戦略も用い、リピーター獲得と新規顧客の関心を同時に狙っています。それにより、伝統と革新を融合した商品開発で、ブランドの魅力を訴求しています。 3-3.SNSマーケティングとデジタル施策 新宿高野はSNSやウェブを活用したデジタル施策に注力し、顧客との接点を拡大しています。 Instagram連動コンテンツや自社サイトでの情報発信を強化し、オンラインショップではケーキやフルーツ商品の通販展開も充実させ、リアルとデジタルを融合したプロモーションにより、ブランド体験の深化を図っています。伝統のあるフルーツブランドとしての強みを活かしつつ、現代の消費者ニーズに応える形で進化を遂げているため、今後もさらなる店舗展開やデジタル施策により、リアルとオンラインの双方における顧客満足度の向上が期待できるでしょう。 3-4.その他の取り組み 本業はフルーツの販売ですが、その他にもサッカーチームのスポンサーもしているのが新宿高野の特徴のひとつです。 支援しているのは「サッカーを通じて感動を創造し、人々の結び目になる」という理念を掲げているクリアソン新宿というチームです。同クラブはJ3昇格に向けてJFL(日本フットボールリーグ)で奮闘しています。 また同クラブはピッチの中の活動だけでなく、2020年には新宿区と包括連携協定を締結し、スポーツ振興の学校と地域の連携や多文化共生、商店街の発展にも貢献してきました。こうした幅広い貢献活動に共鳴し、新宿高野をはじめ多くの企業が強力な支援をしています。 4.おわりに 今回の街角コラムでは新宿高野のこれまでのあゆみや、現在の事業展開について紹介していきました。 100年以上の歴史を持つ新宿高野ですが、伝統を守りつつも様々な新規事業に取り組んでおり、今後どのような発展をしていくのか非常に楽しみですね! その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
渋谷街角コラム
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渋谷街角コラム
Flowing Flowers
はじめに 渋谷にある展望台「SHIBUYA SKY」では、期間限定で「Flowing Flowers」という催しが期間限定で開催されます。 今回の街角コラムではイベントの詳細や、展望台の概要について紹介していきます。 Flowing Flowers この章では「Flowing Flowers」について紹介していきます。 本イベントは「想像が花ひらく、天空回廊」をテーマにしており、まるで空の中を歩くような没入型体験ができるイベントとなっています。 5つの雲をモチーフとしたアートフラワーと光の演出による構成によって「花なのか、雲なのか曖昧になる空間」を創出させています。 この5つの雲は、晴れ、風、嵐、雨、虹といった天候や自然に関するものを再現しており、それぞれ違った空間を楽しめるのが本イベントの最大の特徴だと言えるでしょう。 「晴れ」のゾーンでは、綿雲をイメージした柔らかなピンク色のアートフラワーが広がり、穏やかで幻想的な空間を演出しています。 「風」のゾーンでは、布が風になびくような動きによって、空気の流れやリズムを感じられる構成となっており、歩きながら自然の変化を体感できる点が特徴です。 さらに、「嵐」のゾーンでは積乱雲をモチーフにした迫力のある演出が行われ、上へと伸びる白い塔によって雷雲の力強さを表現しています。 一方、「雨」のゾーンでは、透明感のある装飾や静かな青色の空間演出によって、雨の日特有の落ち着いた雰囲気を味わうことができます。 そして最後の「虹」のゾーンでは、オーロラフィルムやカラフルな光の演出によって、イベントの締めくくりにふさわしい華やかな空間が広がっています。 加えて、本イベントは限定のドリンクメニューも展開されており、「ベルローズ スパークル」や「ロク ブロッサム フィズ」、「フラワークラウドスパークル」など、花や空をイメージしたメニューが販売されています。 特に「フラワークラウドスパークル」は、わたがしにスパークリングドリンクを注ぐことで色鮮やかな花びらが浮かび上がる演出が特徴となっており、SNS映えする商品として注目を集めています。 展示だけではなく、飲食を通してもイベントの世界観を楽しめる点は、若者や観光客を惹きつける大きな要因だと考えられます。 このように「Flowing Flowers」は、アートフラワーと空・天候を融合させた独創的な空間演出によって、来場者に新しい体験価値を提供しているイベントです。 “体験型アート空間”として五感で楽しめることが、本イベントの魅力であり、多くの人々を惹きつけている理由だと言えるでしょう。 渋谷スクランブルスクエア この章では、先ほど紹介したSHIBUYA SKYがある高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」について紹介していきます♪ 渋谷スクランブルスクエアは渋谷駅直結の複合施設型高層ビルで、その高さは、何と約230メートル!初代ウルトラマン6人分の身長と大体同じ高さであり、渋谷エリアの中では最も高いビルとなっております! 数ある渋谷エリアのビル群の中で最も高いビルの屋上が展望台になっているという訳ですから、先述の通りSHIBUYA SKYの眺めが最高なのも頷けます。 この渋谷スクランブルスクエアは全階が商業施設という訳ではなく、17階から45階にかけてオフィスとして利用されています。 17階には開放的なエントランスロビーが設けられており、総合受付や来客スペースが完備されています。 オフィスの総貸付面積は約2万2千坪。基準階面積は渋谷エリアの中でも最大級の広さを誇っており、全てのフロアから都心の最高な眺めを堪能することができます。 また、渋谷駅から直結しているという点も通勤する社員さんからしたら有難い事この上ない立地。昼食や買い物もビル内で完結する事が出来るのも魅力的ですね。 このビルの商業エリアについても紹介していきましょう♪ 地下階及び地上1階はフードコーナー。特に地下1階の「Gourmand Market KINOKUNIYA」はスーパーマーケットとカフェ&バーを両立しているのが特徴。 お寿司は店内の厨房で作られている自家製で、野菜・果物は旬の鮮度の良いものを厳選して提供しています。ドリンクとしては紀伊国屋オリジナルのコーヒーの他、アルコール類も多数用意しています。 営業時間は食品物販ゾーンは朝10時から夜9時で、カフェゾーンが朝9時から夜9時のラストオーダーが夜8時半となっております。 2階から14階にかけてはファッション、ビューティ、レストランのほかライフスタイルグッズ等々個性的なお店が出店されており、若者の街という渋谷のステレオタイプなフレームを外した自由な展開がなされています。 15階にはSHIBUYA QWSが展開されており、多様なバックグラウンドの人々が集結して、それぞれのクエスチョンを共有することによって新たなアイデアを生み出す場となっています。 おわりに 今回の街角コラムではSHIBUYA SKYで開催されている「Flowing Flowers」について紹介しました。自然の魅力を最大限活かした空間演出では非日常的な特別な体験を楽しむことができます。 また、会場となっている渋谷スクランブルスクエアでは、商業施設、飲食店、オフィスを兼ね揃えた渋谷を代表する施設であり多くの人が集まるランドマークとなっています。 「Flowing Flowers」は6月30日まで開催されています。渋谷を訪れる予定の方はぜひ参考にしてみてください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。 電話で問い合わせる【0120-95-5129】
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渋谷街角コラム
西武渋谷店閉店
1.はじめに 渋谷区宇田川町にある老舗デパート「西武渋谷店」が今年の9月末で閉店することになりました。 今回の街角コラムでは西武渋谷店の長い歴史や閉店に至った背景、デパートのフロアについて紹介していきます。 2.渋谷店の概要 この章では西武渋谷店の概要や、閉店に至った背景などについて紹介していきます。 西武渋谷店は1968年の4月19日に旧セゾングループの旗艦店として開業しました。 この年にあった出来事を簡単に紹介すると、テレビアニメ『巨人の星』『ゲゲゲの鬼太郎』やテレビ版『男はつらいよ』の放送が開始されたりや、ボンカレー、カール、少年ジャンプの発売が開始されたりなど現在でも広く愛されている嗜好品が産声をあげた年でもあります。 西武グループの本拠地と言えば池袋であり、当時のグループにとって渋谷に出店するということは大きな転機となりました。 渋谷店の5年後にオープンした渋谷パルコとともにファッション文化を牽引。 コム・デ・ギャルソンやヨウジヤマモトなどのブランドをいち早く紹介して渋谷=若者の街というイメージ形成に一役買いました。 今回の閉店で対象にあたらないモヴィーダ館とロフト館はそれぞれ1986年と1987年にオープン。 86年にオープンしたモヴィーダ館は、オープン当時はシード館と呼ばれていました。 シードとは英語で種を意味しており、ファッション文化の苗床という意味が込められていました。 そしてシード館がファッションをコンセプトにしているのに対して、ロフトは生活雑貨のお店として展開しています。 ロフト誕生とともにリニューアルされた西武渋谷店はピーク時の1990年には967億円の売り上げを叩き出しましたが、近年はA館、B館、パーキング館で20億円の赤字が続いてたとのこと。 これまでそごう・西武は存続する努力を続けてきましたが、西武池袋本店の大幅階層などの大型プロジェクトに目途が立ったこともあり、今回の決断に至ったそうです。 渋谷の老舗百貨店が令和以降に閉店したのは、2023年の東急百貨店本店に続いて二例目であり、渋谷からまた一つ古き良き昭和の時代を象徴する建物が無くなってしまいます。とても寂しいですね。 3.フロア紹介 この章では西武渋谷店に構える店舗を、各館ごとにフロア別で紹介していきます。今回はA館・B館・ロフト館・モヴィーダ館のうち、閉館対象となるA館・B館について取り上げます。 A館 8階のレストラン街「ダイニングプラザ」では、和食から洋食まで幅広いジャンルの飲食店が揃い、訪れる人の多様なニーズに応えてきました。焼肉牛兵衛草庵や回し寿司活、天ぷらつな八、メアリーバーガー、フィッシュ&オイスターバーといった高価格帯の飲食店が並び、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめることから、特に大人層や上質志向の顧客を中心に支持を集めていました。7階には紀伊國屋書店や学生服専門店があり、書籍購入や入学準備といった目的で学生やファミリー層の来店を促していました。特に入学シーズンには需要が高まり、館全体の集客にも寄与していたと考えられます。また、M2階にはコスメサロン、1階にはDIORやCHANELといったラグジュアリーブランドが立ち並び、トレンドに敏感な女性層から高い人気を誇っています。 B館 7階はラルフローレンやマイセン、リーデルといったブランドを中心としたインテリア・ライフスタイルショップが集まり、日常をワンランク上げるアイテムを求める層にとって魅力的なフロアとなっていました。6階にはメンズファッションを中心とした店舗が揃い、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広いスタイルに対応。働く男性を中心に、機能性とデザイン性の両方を求めるニーズに応えています。1階にはティファニーやトムフォードといったラグジュアリーブランドが並び、性別問わず多くの顧客に親しまれてきました。特別な日のギフトや自己投資の場としても機能しています。 またA館・B館の両館にはイベントスペースも設けられており、ポップアップストアや企画展を通じて新たな来店動機を創出してきました。直近ではA館2階で「BLACKPINK」のポップアップストアが開催されたほか、4月7日からは「にじさんじ New Life POPUP」が5月10日まで開催されるなど、若年層やファン層の来館を促す取り組みが行われています。 このようにA館B館ではラグジュアリー消費・日常生活・自己投資を支える多様な店舗構成を通じて幅広い顧客層の生活基盤を長年に渡って支えてきました。単なる買い物の場にとどまらず、食事・学び・自己表現といった複数の価値を提供する複合的な空間であったことが西武渋谷店の大きな特徴だったと言えるでしょう。この記事をご覧になった方はぜひ閉店前に足を運んでみてください。 4.おわりに 今回の街角コラムでは9月末に閉店する西武渋谷店について紹介しました。移り変わりが激しい渋谷の中で、長きにわたって文化の創出に貢献した歴史ある施設がいま終焉を迎えようとしています。皆さんもその最後の雄姿を目に焼き付けに足を運ばれてみてはいかがでしょうか。 その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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渋谷街角コラム
北海道地チーズ博
1.はじめに 北海道産チーズの魅力などを発信するイベントが表参道ヒルズで開催されました。今回の街角コラムではイベントの概要や北海道のチーズについて紹介していきたいと思います! 2.北海道チーズ博 北海道チーズとは、北海道生乳を使ったナチュラルチーズのことです。同イベントは、北海道産牛乳・乳製品の消費拡大を目的に、酪農家の拠出金で始まった運動「ミルクランド北海道」の一環であり、2019年に表参道で初開催されたのを皮切りに、今年で8回目となります。また、50社300種以上の北海道地チーズと出会える都内最大級の地チーズイベントとなっております。生産者がブースに立ち、商品説明などに応じ、「フレッシュ・ソフト」「ハード・セミハード」「青カビ」「白カビ」「パスタフィラータ」など、カテゴリー別に用意する50種類のチーズから、好みの5種を選んで食べ比べできる「セレクト5」(500円)も用意されています。この章では、同イベントのテーマと実際に展開されているコンテンツについて紹介していきます。 2-1.「北海道地チーズ博2026」のテーマ 同イベントのテーマは「北海道のチーズと、はじまる、いい毎日。」です。本テーマは、北海道地チーズを単なる食材としてではなく、日々の暮らしをより豊かで、楽しく、上質なものへと変える”きっかけ”として捉える視点に基づいています。たとえば、朝の食卓にひと品加わることで気分が変わる、ひとりで過ごす時間がより充実したものになる、仲間との集まりがより印象深い時間へと変わるなど、北海道チーズはさまざまな場面に小さな変化をもたらします。「北海道チーズ博2026」では、北海道の風土と作り手の技術が生み出す多様なチーズを通じて、来場者が”新しい毎日”をはじめるためのヒントに出会えるような機会を提供します。食の楽しさにとどまらず、暮らしそのものを豊かにする北海道チーズの魅力を、より深く体感いただける内容になっています。 2-2.「北海道地チーズ博2026」展開コンテンツ この章では、実際に展開されたコンテンツに関して4つ紹介していきます。 ①北海道チーズマーケット 工房・メーカー50社が集結して300種類以上の北海道地チーズと出会えるマーケットがひらかれました。このイベントは、生産者と直接会話しながら、味わいやおすすめの食べ方を聞きながら購入できる、北海道地チーズ博の中心コンテンツです。 ②セレクト5&北海道地チーズ総選挙2026 カテゴリー別に並ぶ50種類の北海道地チーズから、好みの5種を選んで食べ比べできる「セレクト5」は、このイベントの1番人気企画です。500円で気軽に参加できるのもこのイベントが人気の理由です。さらに、来場者の投票でグランプリを決める「北海道地チーズ総選挙2026」も同時開催しています。自分だけの”推しチーズ”に一票を投じることで、北海道地チーズの多様な魅力を深く体感できます。 ③会場限定メニュー こちらの会場では、人気ショップとのコラボで生まれた、ここにしかない特別メニューを味わうことができます。1つめは、北海道地チーズのメイプルBISCAKE(ビスケイク)です。北海道産チーズを使用した生地にメイプルシュガーを加え、風味豊かに仕上げました。クッキーのお花柄を通常より増やした特別仕様となっております。2つめは、北海道地チーズのMAIN CREAM(メインクリーム)チーズケーキです。北海道産マスカルポーネチーズとクリームチーズを使用した、ふわとろ食感のチーズクリームケーキを楽しむことができます。他にも、北海道産クリームチーズと栃木県産「とちあいか」を贅沢にサンドした、オーストリアの伝統菓子「リンツァーアウゲン」を限定販売していたり、北海道産クリームチーズとマスカルーポーネを使用したチーズプリン、とちあいかムース、イチゴソースが織りなす「三層のいちごプリン」なども販売されています。 ④ペアリングドリンク体験 北海道産ワインをはじめ、クラフトビールや日本酒など、北海道地チーズによく合うドリンク提供をしています。ワインでいうと、赤・白・ロゼ・スパークリングを常時提供しており、ラインナップは日替わりのため、その日だけの特別な一本に出会えます。またクラフトビールもあり、札幌注目株「Streetlight Brewing」から、ラガー、エール、スタウト、IPAが登場し、爽快な喉越しから濃厚なコクまで、それぞれの特徴がチーズの風味と重なり合いを楽しむことができます。日本酒でいえば、伝統的な手法を用いて醸される上川大雪酒造の「十勝」があり、チーズの酸味やコクを引き立てる専用酒に加え、北海道産米で醸すキレ味鋭い純米酒も楽しむことができます。 3.北海道のチーズ情報 ここでは日本におけるチーズの歴史について簡単に紹介していきます♪ 日本で最古の乳製品と言えば、飛鳥時代から平安時代に作られていた「蘇」をあげることが出来ますが、その製法は乳汁を長時間煮詰めるというものであり、乳を凝縮し乳清の一部を除去したチーズとは製法がかなり異なり、どちらかと言うとキャラメルに近い代物となっています。 また当時の乳製品は貴族階級の間で食べられていましたが、武士の台頭により日本の酪農文化は廃れてしまい、再び日本の食文化に乳製品が登場したのは、時代劇ドラマ『暴れん坊将軍』でお馴染みの徳川吉宗が「白牛酪」というバターのようなものを作り出した17世紀のことでした。 さて、今回の本題であるチーズが日本で本格的に作られるようになったのは明治時代になってからのこと。 今からざっと150年前の明治3年に北海道の農業や酪農を定着させることを目的に七重勧業試験場が設立され、この事業には日本政府に招聘された米国人などが参画。招聘された彼らは酪農やチーズについても指導していました。これが日本のナチュラルチーズの起源となります。 また、国産チーズの原点と言えるものが誕生したのは昭和初期の頃のこと。現在の雪印メグミルクにあたる会社が、1933年に「雪印北海道チーズ」を製造。新発売のチーズは評判となり、生産量は年々と増えましたが太平洋戦争の戦況が悪化していくにつれて不要不急のチーズ製造は縮小されていってしまいました。 ここからチーズが現在のように日本の一般家庭に普及するようになったのは、戦後のことです。 敗戦後GHQの仕切りで、米国から乳製品が日本になだれ込んできました。1951年にナチュラルチーズの輸入が自由化されると、多くの食品メーカーが参入できるようになり、チーズの消費量は爆発的に増えていきました。 そして1963年には学校給食にチーズが採用されました。ほどなく全国に広がり、チーズは日本国民みんなが食べる食品となったのです。 4.おわりに 今回の街角コラムでは、北海道地チーズ博について紹介しました。 北海道出身でチーズやお酒が好きな筆者からしたら非常に興味深い題材ですし、ぜひ一度訪れたいものですね! その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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渋谷街角コラム
渋谷区ふれあい植物センター
1.はじめに 無数のビルが立ち並び、さらに再開発真っ只中の渋谷はまさにコンクリート・ジャングルと言える都市ですが、その渋谷の中に植物と触れ合うことが出来る施設「渋谷区ふれあい植物センター」があります。今回の街角コラムでは施設の見どころについて紹介していきたいと思います。 2.ふれあい植物センター 2-1.ふれあい植物センター 渋谷区東2丁目に所在する渋谷区ふれあい植物センターは、もともと2005年に渋谷清掃工場の電気を使う還元施設として開園。「日本一小さな植物園」として区民に親しまれてきましたが、老朽化に伴い、2023年7月29日にリニューアルオープンしました。 リニューアル後もセンターで使用する電力の90%は、センターの向かいにある渋谷清掃工場においてゴミを焼却する際に発生する熱を蒸気として回収してタービンを回す「ゴミ発電」によるもので、環境に寄り添った設計になっています。 従来の植物園では、ごみ処理の余熱を利用した温室の中で、国内ではあまり観ることのできない珍しい熱帯の植物を中心に育てていましたが、リニューアル後は単なる観葉としての植物ではなく「育てて食べる」コミュニティ型植物園で農と食にまつわる知識や技術を学んで体験できる施設となっています。 開園時間は午前10時から午後9時で休園日は月曜日。入園料は100円(小学生以上60歳未満)で年間パスポートは1000円。未就学児や60歳以上の方は無料で入園することができるのも大きなポイントですね。 2-2.フロア紹介 各フロアについて紹介していきたいと思います♪ 1階にある水耕栽培室では、レタスやルッコラなどのサラダ野菜を水耕栽培で育てています。そこで育てられた野菜たちは2階のカフェで味わえます。 また1階にはガーデンも併設されており、こちらでは蜜柑やライムなどの柑橘類、マンゴーやグアバなどの熱帯果樹を中心に見て食べて楽しい植物が生育されています。 2階にはカフェの他に図書館も設置。図書館では絵本から専門書、写真集などの農や食にまつわる様々な書籍が揃えられており、館内で自由に閲覧が可能です。また2階のイベントルームでは料理講座やワークショップも随時開催しています。 規模の大きいイベントを行う際は3階のギャラリー室の出番です。ギャラリーでは講演会やトークショーの他にも、映画の上映会や、マルシェイベントなどを開催することができる多目的なホールスペースです 1階の他にも4階の屋上ファームではお茶やホップなどの栽培、養蜂をしていますが、イベント時のみ、来園者の入場が可能です。 2-3.番外編 ルッコラ、グアバって何? 前述の通り、「渋谷区ふれあい植物センター」は様々な植物を育てていますが、紹介した植物の中にはルッコラやグアバなど、日本では少しマイナーなものもあります。ここでは番外編として両植物について紹介していきたいと思います。 まず最初に紹介するルッコラはアブラナ科キバナスズシロ属の葉野菜で、キャベツやブロッコリー、カブや大根の仲間です。 イタリア料理で馴染みがある野菜で、炒りごまのような風味と、ほのかな辛みが特徴。この辛みは加熱すると消えてしまうため、風味を活かすためにも生で食べるのがセオリーです。主にサラダ、カルパッチョとして食べるほか、パスタやピザの彩りとしても使われています。 またルッコラは媚薬の効果があると信じられていたため、ローマ帝国の時代から栽培されていたものの、大規模な生産が始まったのは1990年代と、歴史が浅いようで深い不思議な野菜であるとも言えるでしょう。 次に紹介するグアバはフトモモ科バンジロウ属に属する熱帯性の低木で、日本では沖縄県などの暖かい地域に生息しています。 グアバの果実は食用とされており、形は洋ナシのような形をしていてデザートとして食べることが出来ます。そしてグアバの果実はビタミンA、B、Cが豊富ですが、果肉の中には種子があり、それを多く摂取しすぎるとおなかを壊す原因となるので要注意です。 また、グアバの葉っぱは血液上昇を抑制する作用があり、健康茶として使われることも。その効能から特定保健用食品の許可が降りる製品もあるみたいです。 これらの植物は三階にあるカフェで実際に食べることが出来ます。次の章からはカフェのメニューについて詳しく紹介していきます。 3.カフェメニュー 「見るだけでなく育てて食べる楽しみがある植物園」がテーマである渋谷区ふれあい植物センター。こちらのカフェでは、植物園で栽培している食材などをモチーフにした料理は、食材の生産過程などを詳細に追えるようにトレーサビリティがある食材を極力使用しています。食べながら「食」のことがもっと好きになるお店です。この章では、ランチやお茶、ディナーなど、どの時間でも大人も子供も楽しむことができるカフェのメニューについて紹介していきます 3-1.ピッツァと野菜メニュー この店のピッツァは、石臼挽きスペルト小麦の全粒粉100%の贅沢ピッツァ生地を使用しています。口当たりが良いように、かなりクリスピーな生地に仕上げ、軽い食感で頂けるように工夫しています。スペルト小麦は、通常の小麦に比べグルテンが少ない小麦として近年注目されているのです。また、ピザ生地のソースは、通常のトマトソースではなく、柴海農園さんの旬の有機野菜をペーストにして、たっぷりと使用しています。こちらの農園では、年間60品目ほどの野菜を栽培しており、健康に育つための環境を整える一環として、毎年土壌分析をしており、通常の農家の3倍以上の植物性有機物を畑に入れて、微生物豊かな健全な土をつくっています。ですから、野菜がたくさん食べられる、ヒトにも地球にもサスティナブルで優しい美味しいピッツァです。ピッツァのメニューには、有機ビーツとハーブバター、有機ケールとセサミ、有機人参とホワイトチェダー、有機かぼちゃとカシュー、有機カブのピッツァなどが挙げられ、いずれも値段は660円です。 3-2.お肉メニュー こちらのカフェで出されているお肉は、なるべく動物たちの幸福度(アニマルウェルフェア)や飼育方法に配慮したもの(成長ホルモンを使用しない、飼料はオーガニック中心、ワクチンを投与しない、抗生物質を使用しない、フリーレンジなど)を選んでいます。ストレスがなくナチュラルに育った動物のお肉は少し値が張るかもしれませんが、その分とてもナチュラルで地球にも人にも優しい味がします。お肉メニューには、ナチュラルチキンのリエット自家製コーンブレッド添え(800円)や牛肉と有機赤ワインのミートパイ(850円)、コクウマ・シャリアピンソースのグラスフェッドビーフハンバーグ(1600円)、豚バラ肉のポークシチュー(1000円)、牛すじとかぶのアジアン風スープ(1000円)などが挙げられ、多種多様なお肉料理を楽しむことができます。しかし、毎月第3日曜日は「ミートフリーデー」とされており、この日はディナーでベジタリアン料理を楽しむ日になっています。これは、ポール・マッカートニー氏が提唱したミートフリーマンデーに共感して始めた活動です。週1回菜食にトライすることは、地球環境や資源、動物の保護など、地球にもヒトにも優しい一歩になっていくかもしれないですし、素敵な取り組みだと筆者は思います! 3-3.飲み物メニュー 飲み物メニューも充実しているのもこちらのカフェの特徴です。ワイン(700円)は、赤白共にオーガニックぶどう100%使用のフランス・ラングドックのワインであり、「自然派ワイン」となっております。酸化防止剤無添加やオーガニックというだけでなく、ぶどうを育てる時、ワインを醸造する時、ワインを瓶詰めした後のタンクの洗剤や汚水の処理など、人にも地球にも優しい、持続可能な取り組みをしているワイナリーを中心にセレクトしています。また、カクテル(700円)も自然派となっております。中でも、カクテルに使うシロップにこだわっています。フレンチアルプスに透き通る高品質の”天然水”を使用し、精製砂糖ではなく、サトウキビを使用して作りました。保存料、人口着色料は使用せず、天然由来成分にこだわっています。お酒以外のメニューも当然充実しています。お子様向けのパックの有機オレンジジュース(330円)や、植物園オリジナルのコーヒー豆を使用したコーヒー&ティー(330円)もあります。メニューの幅も、エスプレッソから有機アッサム紅茶や自然栽培ルイボスティーなど各種ご用意されています。 4.おわりに 今回の街角コラムでは「渋谷区ふれあい植物センター」について紹介しました。「日本一小さな植物園」だからこそ、区民に愛されてきたと思いますし、様々なイベントやカフェメニューがあって素敵な場所だと思います!ぜひ皆さんも足を運んでみてください! その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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渋谷街角コラム
渋谷の将棋カフェ
1.はじめに 2026年1月10日に羽生善治九段の1600勝を記念したイベントが渋谷で行われます。今回の街角コラムでは、イベント会場となる棋の音道場や、将棋にまつわるエピソードを紹介していきたいと思います! 12.将棋のルール 本題に入る前に将棋のルールについて少し説明させていただきます。将棋は二人で行うボードゲームで、全8種類の駒を使って遊びます。 駒には各々役職があり、そのうちの一つである玉将(王将)という駒を動けなくさせた方が勝ちになります。これを将棋の言葉で「詰み」といいます。 また、玉がどこへ動いても取られてしまうようになることも同じように「詰み」と言います。 将棋では、同じマス目でぶつかった相手の駒を取ることができます。その場合、駒の働きの強弱とは関係なく、後からそのマスに入った方が相手の駒を取るというルールになっています。 取った駒は「持ち駒」と呼び、自分の手持ちの駒にできます。持ち駒は、必要な時に自分の駒として使えます。 この相手の駒を使えるというルールを巡って、戦後すぐの日本で面白いエピソードがあります。 敗戦直後の日本は、GHQにより軍国主義を想起させるような娯楽は著しく制限をかけられていました。 その矛先は将棋にも向けられており、GHQは「将棋の話を聞きたい」という名目で升田幸三という棋士を呼び出しました。 GHQは升田に「チェスと違い、将棋では取った駒を自分の持ち駒として使う。これは捕虜虐待に当たるのではないのか」と言い放ちます。 このような質問が来るだろうと予想していた升田は「チェスでは取った駒を使わないが、これは捕虜虐殺である。将棋は捕虜を官位はもとのまま、能力を尊重して味方として登用する。これこそ真の民主主義である。」と毅然と反論。 さらに「チェスは王様が危なくなると女王様まで楯にして逃げようとする、これはあなた方の民主主義やレディファーストに反する行為ではないか」と追い打ちをかけた結果、将棋は禁止されることを回避することができました。 将棋というのは相手の手を先に考えて備えることがとても重要なゲームですので、このGHQとの対談は升田にとっては赤子の手を捻るより簡単なものだったのかもしれませんね。 3.棋の音 推定千年以上の歴史を誇る日本の将棋は、老若男女問わず遊ばれているボードゲームです。また、近年では藤井聡太氏の大活躍から、自身で将棋を打って楽しむのではなく、名人たちの将棋の対局を見て楽しむ、いわゆる観る将ファンの人口も増加しています。 将棋ファンの人口を増やす目的もこめて、2024年10月1日にオープンした棋の音は、将棋道場とショップに加え、カフェも併設しているのが特徴です。 正面に入ってすぐに見える六畳の和室は、「こもれびの間」です。 こもれびの間は対局室を体験できる空間で、イベントや物販・撮影スペースとして使用されています。また、部屋に飾ってある書は旧将棋会館・道場にも飾ってあった大山康晴十五世名人の書です。 店舗はヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビルの1階に構えており、JR総武線の千駄ヶ谷駅や、都営大江戸線の国立競技場からのアクセスが便利です。 4.コラボ商品 この章では、「棋の音」で販売されているグッズやカフェのメニューについて紹介していきます。 4-1.ヒグチユウコとのコラボレーション ヒグチユウコ作品とのコラボグッズもこちらでは販売されています。棋士になったボリスや、真剣に将棋を指すニャンコなど、ヒグチ作品お馴染みのキャラクターが描かれた商品や、棋の音のために描き下ろした作品を使用した新アイテムもご用意してあります。商品の内容としては、Tシャツ(白)が6600円(税込)、タオルハンカチ(2種)が各1100円(税込)、サコッシュが8800円(税込)、扇子袋が2200円(税込)などが挙げられます。しかしながらこちらの商品は、棋の音ショップ店頭のみの販売でお一人様2点までの購入制限が設けられています。 4-2.ユナイテッドアローズとのコラボレーション 100周年事業の一つとして、特別限定グッズを制作しました。このコラボでは、日本の伝統文化の継承と革新を重んじるお互いの基本姿勢に共鳴したほか、今後同じビルに拠点を構えるご縁もあったことでコラボが実現しました。日本の伝統文化に「ユナイテッドアローズ」の視点でファッションを取り入れ、将棋ファンのみならず幅広い層の方に日常使いできるアイテムとして愛用いただくことを目指して制作されました。商品の内容としては、バンダナ(3色)が各2420円(税込)、巾着(3色)が各6600円(税込)、Tシャツ(2種)が各6600円(税込)、扇子(3色)が各4950円(税込)などが挙げられます。 4-3.昭和西川とのコラボレーション 「良質な眠り」と「健康」をプロデュースする寝具メーカーの昭和西川株式会社は、2018年に日本将棋連盟と業務提携し、体圧を分散するマットレス素材を使用した対局用座布団の提供をスタートしました。「対局用ムアツ座布団」は、棋士の意見やアイデアを取り入れて開発し、頭脳の格闘技といわれる将棋界で、長時間の対局に挑む棋士をサポートしています。将棋連盟100周年を機に共同開発した「対局用ムアツ座布団」として、すでに22000円(税込)で販売しています。真剣勝負に臨む棋士と同じ座り心地をご自宅で体感できる商品となっております。 4-4.その他のコラボ商品 千駄ヶ谷に工房を構える「NUMBER SUGAR」の無添加で仕上げられたキャラメルもコラボ商品のひとつです。値段は1100円(税込)で、ナンバリングされた12種のキャラメルがランダムに5個入っており、お土産にもおすすめの商品となっております。他には、東京藝術大学美術学部デザイン学科とのコラボ商品で、旧将棋会館・道場で長年使われていた将棋盤をリデザインして新たな将棋グッズが誕生しました。商品の内容としては、将棋盤のマグネット台置きやクリップ、コースターなど日常生活でも使えそうな道具に変化させることに成功させました。 5.カフェのメニュー この章では棋の音カフェについて紹介していきたいと思います♪ 棋の音カフェのフードの目玉は、勝負めしの定番であるカレー。 新宿の老舗メーカーである「新宿中村屋」監修のカレーソースを使用した本格的なカレーで、欧風カレーとキーマカレーのあいがけに、黄身とたっぷりのチーズをトッピングした2種「相掛かり」カレーのほか、「大盤」勝つカレーや新「定跡」カレー、お子様用の甘口ウサギちゃんカレーなどが用意されています。 もう一つの目玉であるブレンドコーヒーは、コーヒーフリークとして知られる佐藤康光九段が監修した康光ブレンドコーヒーがオススメ。タンザニアベースのオールアラビカブレンド、香り高く酸味と苦味のバランスの取れた、ほろ苦くまろやかな味わいが特徴です。 その他にもカプチーノの泡に注目の棋士たちをプリントした棋士カプチーノもオススメ。選べるプリントも毎月変わるのでリピート必至です。 6.終わりに 今回の街角コラムでは渋谷の将棋系ショップ「棋の音」について紹介しました。将棋道場とカフェが併設された変化球なお店ですが、とても魅力にあふれているお店ですので一度足を運ばれてはいかがでしょうか。 その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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渋谷街角コラム
渋谷のクリスマスイベント
1.はじめに ふるさと東京応援祭実行委員会は12月12日から「第四回ふるさと東京応援祭in SHIBUYA Christmas」を開催することを決定しました。今回の街角コラムではクリスマスイベントの概要や実行委員会の実績について紹介していきたいと思います♪ 2.ふるさと東京応援祭り この章では、「ふるさと東京応援祭」の概要について紹介していきたいと思います♪ 2022年から開催されている「ふるさと東京応援祭」は、食を中心に国内各地域の魅力や文化を紹介し、国内外からの観光客や地域住民が一堂に会する場を提供することを目指しています。これまでにも様々なイベントが実施されてきました。そこで、過去に開催されたイベントを3つ紹介したいと思います。 2-1.ギョーザvsからあげフェス 2025年5月、上野恩賜公園・不忍池を舞台に「ふるさと東京応援祭 第一回ご当地グルメ ギョーザvsからあげフェス」が初開催されました。全国各地から集結したご当地ギョーザとからあげ主体の本イベントでは、日本の”ふるさと飯”をテーマに、素材や調理法にこだわった逸品が並びました。20店舗以上のフード・ドリンク・スイーツが勢ぞろいし、お子様から大人まで楽しめるグルメフェスとして大盛況でした。メインの2大グルメ以外にもかき氷やジェラートなどのスイーツも充実しており、GWの家族レジャーや食べ歩きにもピッタリなイベントになりました。 2-2.肉vs海鮮フェス 2025年10月、東京の秋を彩る食の祭典「ふるさと東京応援際 ご当地グルメ肉vs海鮮フェスin上野2025」が開催されました。このイベントは、ゴールデンウィークで大盛況だった「ギョーザvsからあげフェス」の熱気を引き継ぎ、肉と海鮮の究極の対決が前回と同様に上野恩賜公園・不忍池を舞台に実現しました。全国各地の厳選食材を使ったジューシーな牛タンステーキ串・チーズステーキサンド・ターキーレッグなどの肉料理と、新鮮な鮪ステーキ・サザエ焼き・イカ焼きなどの海鮮グルメが一堂に会します。肉派も海鮮派も、さらにはキンキンに冷えたビールからハイボールなどのお酒派も、誰もが満足できる多彩なご当地メニューが勢ぞろいでした。秋空の下、家族や友人と食のバトルを楽しみながら、野外ステージでの音楽ライブやパフォーマンスを楽しむことのできる最高のイベントになりました。 2-3.ビールと浴衣de盆踊り 2025年7月4日~7月6日、「第二回ふるさと東京応援ビールと浴衣de盆踊り」が開催されました。「JAPAN LOVE」をテーマに、東京の夏を彩るビールと盆踊りの祭典が上野に集結し、上野恩賜公園の噴水広場を舞台に、全国のご当地グルメとビール、伝統の盆踊り、そして大人気のアニソン盆踊りを楽しむイベントになりました。本イベントは「ふるさと夏」をコンセプトに、日本中で愛されるクラフトビールと浴衣での盆踊りにスポットを当て、全国各地の特産品やこだわりの味わいをお届けし、素材の良さを引き立てつつ、各地域ならではの個性が光るビールが勢揃いしました。アニメファン必見のアニソン盆踊りでは、誰もが盛り上がる人気アニメの楽曲に合わせて踊れる特別なステージがご用意されており、飲食ではメインのビールに加え、かき氷、ベビーカステラといったスイーツも楽しめるラインナップがご用意されていました。お子様から大人まで、幅広い世代が浴衣で夏の風情を満喫できる祭典となったこともあり、来年以降もこのような祭典が開催されることが期待できますね♪ 3.クリスマスイベントの概要 この章では「SHIBUYA Christmas」の詳細について紹介していきたいと思います♪ 2022年から毎年この時期に開催されるクリスマスイベント「ふるさと東京応援祭in SHIBUYA Christmas」。昨年は24万9604人を動員し、大盛況に終わりました。 今年のクリスマスイベントは12月12日から17日に行われる第一部と20日から25日に行われる第二部の二部構成の予定で、美味しいグルメやライブ音楽、心温まるマーケットコーナーなど楽しみが盛りだくさんです。 ライブは12月13日に「復活!喰らいMAX 2025」が、14日に「喰らいマックス×HYPE IDOL!」が代々木公園野外ステージで開催予定。 チケットは前方席が8000円で一般席が3000円。後方には無料エリアもあるとのことです。 公式ホームページによると昨年は第一部に26店舗、第二部には何と倍の58店舗が出店した模様。 出店情報を見てみると、縁日やお祭りで定番のりんご飴や焼きそば、たこ焼きは勿論のこと、寒い冬に食べるととても美味しい牡蠣の土手鍋や博多もつ鍋などの鍋類やビーフシチューやクラムチャウダー。そしてクリスマスにピッタリなスモークターキーレッグなどが販売されていたみたいです。 その他にも第二部には北海道味噌ラーメンや、ジンギスカン焼きそば、北海道牡蠣焼きなどの北海道に因んだ料理も多数出店されていたみたいです。 道産子の筆者には是が非でも会場へ足を運びたい!と思わせてくれる情報ですね(笑) 4.その他エリアのイベント情報 今回のコラムでは「第四回ふるさと東京応援祭in SHIBUYA Christmas」について紹介しましたが、その他にもクリスマスイベントが東京各地で開催中・開催予定です。最後にその一部を紹介していきたいと思います♪ 4-1.絵本の中のクリスマスマーケット 2025年で10回目を迎える、東京スカイツリータウンの冬の風物詩「クリスマスマーケット」。 今年は“絵本の中のクリスマスマーケット”をテーマに無限に広がる大ファンタジーな空間が登場します。 会場ではキュートなエルツ人形やサンタさんがゲストをお出迎えし、まるでヨーロッパのクリスマスマーケットに訪れたような雰囲気を楽しむことが出来ます。 スイーツの新メニューとして焼きたてのバウムクーヘンや、ふんわり食感の手作りドーナツが初登場。 さらに初日には全長4メートルの超巨大シュトーレンが登場予定。パティシエが3ヶ月の月日をかけて焼き上げ、前日から丁寧に組み上げて完成させた逸品で、こだわりの食材と製法による手作りならではの味わいを楽しめます。 そしてカラーバリエーションを新たにしたお菓子の家も再登場予定。こちらも楽しみですね。 4-2.TOKYO DOME CITY Nordic Xmas Park 2025 東京ドームシティでは家族を大事にする北欧の人々の暮らしからインスピレーションを得た心安らぐクリスマス体験をお届けします。 主なイベントとしてサンタさんと記念撮影が出来るサンタグリーディングや北欧発祥のグルメを堪能できるグルメキッチンカー、イルミネーションが煌めく中でのシャボン玉のパフォーマンスが開催予定。ライトアップされた東京ドームシティをシャボン玉でさらに華やかに彩ります。 参加型イベントとしてはフィンランドのカレリア地方発祥のスポーツ「モルック」を体験できるコーナーを設置予定とのこと。 モルックについて説明しますと、モルックはスキットルと呼ばれる木のピンをモルックと呼ばれる木の棒で倒すという、誰でも簡単に出来るスポーツです。 1本のスキットルを倒した場合は、そのスキットルの数字が得点となり、2本以上倒した場合は、倒したスキットルの本数が得点となります。 先に50点ちょうどに取ったチームが勝ちで、50点オーバーしたチームは25点からやり直しです。単純なルールですが、中々白熱しそうですね! 5.おわりに 今回の街角コラムでは、ふるさと東京応援祭やクリスマスイベントについて紹介していきました。 ふるさと東京応援祭にせよ、クリスマスイベントにせよこれまで大盛況だったこともあり、「第四回ふるさと東京応援祭in SHIBUYA Christmas」も盛り上がることが大いに期待できますね♪ その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
千代田街角コラム
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大阪街角コラム
国立文楽劇場 ― 日本の伝統芸能を未来へつなぐ、上方文化の発信拠点
はじめに (筆者撮影) 大阪・日本橋エリアの賑わいの中に、日本の伝統文化を静かに伝え続ける場所があります。 1984年に開場したこの劇場は、日本を代表する伝統芸能である文楽を中心に、歌舞伎や舞踊、邦楽など多彩な公演を開催する文化施設です。観光都市・大阪の中心地にありながら、街の喧騒とは少し違う落ち着いた時間が流れています。 1.大阪が誇る「文楽」の本拠地 国立文楽劇場は、人形浄瑠璃文楽の保存・継承を目的として設立された、日本でも数少ない専門劇場です。 文楽は、太夫の語り、三味線の演奏、人形遣いの技術が一体となって作り上げる伝統芸能。ユネスコ無形文化遺産にも登録され、日本が世界に誇る文化のひとつです。 大阪は江戸時代から文楽文化が発展した街でもあり、その歴史を今につないでいるのがこの劇場です。 (筆者撮影) 2.「伝統」を身近に感じられる空間 文楽というと「難しそう」「敷居が高い」という印象を持たれることもあります。 しかし国立文楽劇場では、初心者向けの解説や体験企画なども開催されており、伝統芸能に触れるきっかけづくりにも力を入れています。 海外からの観光客や若い世代の来場も増えており、文化を学ぶ場所から「体感する場所」へと広がりを見せています。 (筆者撮影) 3.街と文化、人の流れを支える存在 劇場周辺には黒門市場、千日前、道頓堀、日本橋電気街など、大阪を代表する観光・商業エリアが集まっています。 観劇だけでなく、食や観光と組み合わせて街を楽しめることも魅力のひとつ。文化施設でありながら、人の流れをつくり、街の回遊性を高める役割も担っています。 まとめ:大阪の文化を次世代へ受け継ぐ場所 国立文楽劇場は、単に伝統芸能を上演する劇場ではありません。 歴史を守りながら、新しい世代へ文化をつないでいく――。 大阪の街の中で、日本文化の魅力を静かに発信し続ける、かけがえのない存在です。
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大阪街角コラム
なんばグランド花月 ― 笑いが日常になる、大阪ミナミのエンターテインメント拠点
はじめに 大阪・なんばの街を歩くと、観光客や地元の人々で常に賑わうエリアの中心に、多くの人を引き寄せる場所があります。 “NGK”の愛称で親しまれるこの劇場は、吉本新喜劇や漫才をはじめ、大阪ならではの笑い文化を発信し続ける関西屈指のエンターテインメント施設です。 観光スポットとしてだけでなく、街に人の流れを生み出す存在としても、大きな役割を担っています。 (筆者撮影) 1.大阪の「笑い文化」を象徴する劇場 なんばグランド花月は、1987年に開場した吉本興業の常設劇場です。 テレビで見た芸人が毎日のように舞台へ立ち、漫才・落語・吉本新喜劇など、多彩な公演が行われています。 大阪らしい親しみやすさとライブならではの臨場感が魅力で、地元の方はもちろん全国から多くの来場者が訪れています。 “笑いの街・大阪”を最も身近に感じられる場所のひとつと言えるでしょう。 2.観光だけではない、人が集まる街の中心地 なんばグランド花月周辺には、千日前、道頓堀、黒門市場、裏なんばなど、大阪を代表する繁華街が広がっています。 観劇前後に食事や買い物を楽しむ人も多く、劇場単体ではなくエリア全体で回遊が生まれているのが特徴です。 「観る」「食べる」「遊ぶ」が徒歩圏で完結する、なんばエリアならではの魅力があります。 (筆者撮影) 3.街に賑わいをつくる“人を呼ぶ力”街の賑わいを支える存在 なんばエリアは、地下鉄・南海・近鉄・阪神・JRなど複数路線が集まる関西屈指のターミナルエリアです。 そんな人流の中心に位置するなんばグランド花月は、エンターテインメント施設であると同時に、人を街へ呼び込み、周辺の商業や飲食需要を支える存在でもあります。 街の活気は、こうした“目的地”があることで生まれているのかもしれません。 まとめ:大阪の日常にある「笑い」のランドマーク なんばグランド花月は、単なる劇場ではなく、大阪の文化や街の空気を体感できる場所です。 観光で訪れる人も、地元の人も、ここでは自然と笑顔になる。 大阪らしさを語るうえで欠かせない、ミナミを代表するランドマークです。
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大阪街角コラム
大阪松竹座 ― ミナミの街とともに歩み続ける、道頓堀の文化の象徴
はじめに 道頓堀川沿いを歩いていると、ひときわ存在感を放つ重厚な建物があります。 大正時代に誕生した歴史ある劇場でありながら、今も歌舞伎や演劇、ミュージカルなど幅広いエンターテインメントを発信し続ける、ミナミを代表する文化施設です。観光・商業の中心地にありながら、街の歴史と文化を静かに支え続けています。 道頓堀の景色をつくるランドマーク 大阪松竹座が開場したのは1923年(大正12年)。 クラシカルなヨーロッパ調の外観は、ネオンや大型看板が並ぶ道頓堀の街並みの中でも独特の存在感を放っています。 時代とともに街の風景は変わり続けていますが、大阪松竹座は今も変わらず、ミナミの景色の一部として街に溶け込んでいます。 伝統芸能とエンターテインメントが交わる場所 大阪松竹座では、歌舞伎公演だけでなく、舞台・ミュージカル・特別公演など多彩な催しが開催されています。 格式ある劇場という印象を持たれがちですが、実際は幅広い世代が訪れやすい空間です。観劇を目的に訪れる人はもちろん、観光で道頓堀を訪れた人がその建物に足を止めることも少なくありません。 文化を身近に感じられることも、この場所の魅力のひとつです。 (筆者撮影) 街の賑わいを支える存在 心斎橋、なんば、戎橋筋商店街――周辺には大阪を代表する商業エリアが広がっています。 飲食、観光、ショッピング、そしてエンターテインメント。さまざまな目的で訪れる人々が行き交うミナミの中心地にあるからこそ、大阪松竹座は単なる劇場ではなく、「街に人を呼び込む装置」としての役割も担っています。 街を歩き、人が集まり、文化が育つ。その流れの中心にある場所と言えるでしょう。 まとめ:街の歴史と賑わいを映し続ける劇場 大阪松竹座は、演劇を楽しむ場所であると同時に、ミナミの歴史や文化を感じられる存在です。 時代が変わっても、人が集まり、笑い、感動する。 道頓堀の街並みの中で、大阪松竹座は今日も変わらず、多くの人の記憶に残る時間を生み出しています。
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大阪街角コラム
なんばパークス ―「都市と自然が共存する、ミナミの立体型シティパーク
はじめに 大阪・なんばエリアの中心に、ショッピングモールでありながら、公園のような開放感を感じられる場所があります。 2003年に開業した複合商業施設で、買い物や食事だけではなく、緑豊かな空間と街歩きを楽しめるスポットとして、多くの人に親しまれています。 商業施設と自然を融合させた独自の空間づくりは、なんばエリアを象徴する風景のひとつとなっています。 1.都会の真ん中に広がる「空中庭園」 なんばパークス最大の特徴は、建物の屋上から続く大規模な緑地空間「パークスガーデン」です。 段丘状に広がる緑の空間には、季節ごとの草花や樹木が植えられ、都市の中心にいながら自然を身近に感じることができます。 ビルの屋上に庭園を設けるだけではなく、「街の中に公園をつくる」という発想そのものが、なんばパークスの大きな魅力です。 (筆者撮影) 2.買い物だけではない、“滞在する”商業施設 館内にはファッション、雑貨、飲食店、映画館など多彩な店舗が集まっています。 単に買い物をする場所ではなく、食事を楽しみ、散策し、景色を眺めながら過ごす―― そんな時間そのものを楽しめる空間として設計されています。 施設全体が回遊性を意識したつくりになっているため、歩くだけでも新しい発見があるのも特徴です。 (筆者撮影) 3.ミナミの人流を支える都市拠点 なんばパークスは、南海なんば駅直結という高いアクセス性も魅力です。 周辺には高島屋大阪店、道頓堀、裏なんば、黒門市場など大阪を代表する商業・観光エリアが集積しており、観光客・買い物客・ビジネス利用など幅広い人の流れが生まれています。 施設単体ではなく、街全体の回遊を生み出す存在として、ミナミの賑わいを支えている場所と言えるでしょう。 まとめ:都市の便利さと自然の心地よさが出会う場所 なんばパークスは、ショッピング施設であると同時に、都会の中で少し立ち止まれる場所でもあります。 人が集まり、街を歩き、緑に触れる。 なんばの中心で、都市と自然がゆるやかにつながる、新しい街の過ごし方を提案してくれる場所です。
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大阪街角コラム
大阪市立科学館 ―「学ぶ」をもっと身近にする、中之島の知の遊び場
(筆者撮影) 文化施設や歴史的建築が立ち並ぶこのエリアに、子どもから大人まで、世代を超えて人が集まる場所があります。 大阪市立科学館。 難しそうに思われがちな「科学」を、体験し、触れ、驚きながら学べる――そんな“知の入口”として、長く親しまれてきた施設です。 1.中之島らしい「知」と「遊び」の融合 大阪市立科学館は、展示を見るだけの施設ではありません。 ボタンを押す、装置を動かす、音や光を体感する。 館内に並ぶ展示の多くが、「体験すること」そのものを学びに変える仕掛けになっています。 中之島が持つ「学術」「文化」「市民性」といった要素を、最も分かりやすく、親しみやすい形で体現している場所とも言えます。 (筆者撮影) 2.西日本有数のプラネタリウム この科学館を語るうえで欠かせないのが、西日本最大級のプラネタリウム。 満天の星空が映し出される空間は、都市の中心にいながら、一瞬で宇宙へと連れ出してくれます。 解説は専門的でありながらも分かりやすく、子どもだけでなく、大人の知的好奇心も刺激してくれる内容です。 (筆者撮影) 3.「学び直し」の場としての価値 近年、大阪市立科学館は大人のための学び直しの場としても注目されています。 仕事や日常から少し離れて、「なぜそうなるのか」を考える時間。それは、効率や成果とは別の、思考を整えるための贅沢なひとときでもあります。 科学館という場所が、子ども向け施設にとどまらない理由が、ここにあります。 まとめ:好奇心が街とつながる場所 大阪市立科学館は、「科学を学ぶ場所」であると同時に、「考える楽しさを思い出させてくれる場所」です。 水辺の街・中之島で、知識と遊び、学びと日常がゆるやかにつながる――そんな時間が、ここには流れています。
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大阪街角コラム
大阪中之島美術館 ― 黒の存在感が語る「都市とアートの現在地」
(筆者撮影) 歴史ある建築と水辺の風景が連なるこの街に、ひときわ異質な“黒”の塊が静かに佇んでいます。 大阪中之島美術館。 2022年に誕生したこの美術館は、街に溶け込むことよりも、あえて違和感として存在することを選んだ建築です。 1.圧倒的な存在感を放つ“黒いキューブ” 大阪中之島美術館の最大の特徴は、外壁全面を黒で包んだ、彫刻のような建築。 ガラスや石張りの近代建築が並ぶ中之島において、この“黒”はあまりにも異質で、あまりにも印象的です。 周囲の景観に溶け込むのではなく、あえて対話を仕掛けるように建つ――そんな意思を感じさせる建築は、それ自体がひとつのアート作品のようです。 (筆者撮影) 2.「大阪の美術」を都市に開く拠点 この美術館は、大阪市立近代美術館の構想を引き継ぐかたちで誕生しました。 ・佐伯祐三 ・モディリアーニ ・大阪ゆかりの近現代美術 といったコレクションを軸に、国内外の企画展を通じて「大阪から世界へ」という視点の美術を発信しています。 展示内容は決して敷居が高すぎず、アートに詳しくない人でも入りやすい構成になっているのも特徴です。 3.美術館であり、都市の“余白”でもある空間 館内に入ると、広々としたエントランスホールと吹き抜け空間が迎えてくれます。 展示室だけでなく、 ・カフェ ・ミュージアムショップ ・開放的な共有スペース が配置され、「作品を見る」だけでなく”過ごすための美術館”として設計されています。 展示を見終えた後、余韻を抱えたまま中之島の街へ出られる動線も、この美術館らしさです。 まとめ:街に問いを投げかける、新しいランドマーク 大阪中之島美術館は、単なる展示施設ではありません。 街の中に立ち、人の流れの中に置かれ、都市とアートの関係を問い続ける場所。 水辺の静けさと、黒い建築の強さ。 そのコントラストこそが、いまの大阪・中之島の文化的成熟度を象徴しているのかもしれません。
賃貸オフィスコラム
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賃貸オフィスコラム
移転スケジュール完全版!6ヶ月前から当日までのタスク・チェックリスト
はじめに オフィス移転は6ヶ月間で約40〜60の実務タスクが発生しますが、各工程で「期限・数値・手順」を明確にすれば、コスト15%削減と移転トラブルの大半を回避できます。 本記事では実務レベルで具体化しています。 1. 移転6ヶ月前|全体設計・現状整理 この段階では「判断基準の数値化」が最重要です。 移転目的の定義(例:賃料20%削減/従業員増加に伴う20坪拡張) 現オフィス契約確認 ・解約予告:3〜6ヶ月前(契約書に明記) ・違約金の有無(中途解約条項) 必要面積の算出 ・執務スペース:1人あたり2〜3坪 ・会議室:6名用で約6〜8坪 予算設定 ・総額目安:現賃料の10〜12ヶ月分 社内体制構築 ・責任者1名+各部門代表(合計3〜5名が一般的) 実務ポイント:この時点で「坪数」「予算」「エリア」を確定させると後工程がスムーズです。 2. 移転5〜4ヶ月前|物件選定・内見精査 単なる内見ではなく「比較評価」が重要です。 物件抽出:10〜20件 → 内見3〜8件へ絞り込み 内見チェック項目 ・天井高(2,500mm以上が快適) ・電気容量(50坪で50〜75A目安) ・空調稼働時間(24時間 or 制限あり) ・OAフロア有無(配線自由度に直結) 通信確認 ・光回線引込可否 ・キャリア制限の有無 物件比較チェック表(実務用) 項目 目安基準 確認内容 判断基準 賃料 坪15,000〜25,000円 共益費込みか 総額で比較 初期費用 賃料の8〜12ヶ月分 敷金・礼金・償却 回収可能性 電気容量 1坪あたり1A以上 増設可否 追加工事費発生/td> 空調 個別空調推奨 時間制限 残業対応可否 通信 光回線必須 引込経路 工事期間短縮 3. 移転3ヶ月前|契約・設計・発注 「意思決定と発注遅れ」が最も多い失敗要因です。 入居申込・審査(約1〜2週間) 契約締結(保証会社利用が主流) 内装設計 ・レイアウト確定(1ヶ月以内) ・動線設計(執務→会議→共用の流れ) 業者選定 ・内装:2〜3社相見積 ・引越:2社以上比較 インフラ手配 ・光回線:開通まで1〜2ヶ月 ・電話:番号移設 or 新規取得 移転コスト詳細(精緻版) 項目 坪単価 / 金額 発生タイミング 注意点 敷金 賃料6〜12ヶ月分 契約時 一部償却あり 内装工事 坪10〜30万円 契約後 デザインで大幅変動 原状回復 坪5〜15万円 退去時 指定業者ありの場合あり 空調 個別空調推奨 時間制限 残業対応可否 引越 1人あたり2〜5万円 直前 繁忙期は高騰 通信工事 10〜50万円 1〜2ヶ月前 遅延リスク高 4. 移転2ヶ月〜2週間前|手続き・準備実行 「漏れ」が発生しやすい工程です。 法務・行政手続き ・本店移転登記(移転後2週間以内) ・税務署・年金事務所・都道府県税事務所へ届出 取引先対応 ・移転案内送付(1ヶ月前目安) 社内対応 ・座席表確定 ・荷物リスト作成(部署単位) IT準備 ・サーバー移設計画 ・Wi-Fi・VPN設定 実務ポイント:チェックリスト化しないと抜け漏れが発生します。 5. 移転直前〜当日|実行・リスク管理 「当日トラブル=業務停止」に直結します。 前日まで ・段ボール梱包完了(1人あたり5〜10箱) ・重要書類は手持ち管理 当日 ・搬出→搬入(3〜8時間が目安) ・IT動作確認(最優先) 移転後 ・ネット・電話開通確認 ・社員稼働チェック リスク対策: ・週末移転(業務影響最小化) ・IT担当常駐(初日トラブル対応) まとめ このレベルまで具体化しておくことで、「想定外コスト」「工期遅延」「業務停止」の3大リスクをほぼ回避できます。 特に事務所移転は“物件選び”よりも“準備精度”が成否を分けるため、チェックリスト運用が最も重要です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【執筆者プロフィール】 株式会社TFC オフィス営業担当 宅地建物取引士 山崎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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賃貸オフィスコラム
企業文化の空間化 経営理念をデザインに落とし込み、組織を強固にする方法
はじめに 25.2%がテレワークを経験する時代、理念を壁の言葉だけで終わらせると浸透は弱くなります。 空間・ルール・日常行動をそろえることが、働きやすさと生産性を高め、環境差による年100万円/人規模の損失回避にもつながります。 > 1. なぜ今、「企業文化の空間化」が必要なのか いまのオフィスは、単に机を並べる場所ではありません。 国土交通省の令和7年度調査では、雇用型テレワーカーの割合は全国で25.2%、直近1年間のテレワーク実施率は16.8%でした。 つまり、社員全員が毎日同じ場所に集まり、自然に文化が伝わる前提は弱くなっています。 だからこそ、出社したときに「この会社は何を大切にしているのか」が空間から伝わる設計が重要になります。 また、厚生労働省の「働きがいのある職場づくりのための支援ハンドブック」でも、従業員一人ひとりの働きがいは、企業の持続的成長において重要な要素と整理されています。 理念を空間に落とし込むことは、見た目の演出ではなく、働きがい、協力、定着、採用力を高めるための経営施策と考えるべきです。 さらに内閣官房の「オフィス改革ガイドブック」では、オフィス改革は、効率的に業務遂行できる環境整備を通じて、働きやすさや生産性を向上させる取組と明記されています。 つまり、理念の空間化は、感覚論ではなく、組織運営と生産性の問題です。 2. 企業文化を空間化する前に押さえたい、事実ベースの前提 企業文化を空間に落とし込むとき、最初にやるべきことは「おしゃれにすること」ではありません。 まず、働き方の変化とオフィス環境の効果を、数字で理解することです。 そうすると、なぜ理念を空間に反映すべきかが、経営判断として説明しやすくなります。 企業文化の空間化を考える前提データ 項目 数値 何を意味するか 設計への示唆 雇用型テレワーカーの割合 25.2% 毎日全員出社が前提ではない 出社時に文化が伝わる場が必要 直近1年間のテレワーク実施率 16.8% ハイブリッド勤務は継続している 対面とオンラインの両立設計が必要 オフィス環境の悪い群と良い群の経済損失差 約100万円/人・年 環境差は生産性差になりうる 文化と快適性を切り離さない オフィス環境研究の対象規模 61社・1,644名 一定規模の調査で確認された傾向 文化設計は印象論だけで決めない 管理職席の見直しによるスペース削減効果 半分〜1/5 権威的配置は文化と面積の両面で見直し余地がある 管理職席の設計は文化表現そのもの この表からわかるのは、文化を空間に反映する目的は「見た目を整えること」ではなく、ハイブリッド時代に文化伝達を補強し、生産性低下を防ぐことにあるという点です。 理念を掲示するだけでなく、日々の行動が起こりやすい空間に変えることが必要です。 3. 経営理念は、まず「場・型・技」の3つに分解して考える 理念を空間化するときにわかりやすい考え方が、「場・型・技」です。 ここでいう「場」は物理空間やICT環境、「型」はルールや運用、「技」は使いこなす意識やスキルです。 つまり、理念をオフィスに反映するとは、家具や内装だけを変えることではなく、働き方と行動まで合わせて設計することです。 たとえば、経営理念に「挑戦」が入っているのに、上司に話しかけにくい個室配置や、偶発的な会話が起きない島型固定席だけの構成では、空間と理念がずれてしまいます。 逆に、「協働」「自律」「学習」「安心」といった理念に合わせて、交流、集中、共有、相談が起こりやすい場をつくると、理念は日常の行動に変わりやすくなります。 理念キーワード別に見る、空間化の基本設計 理念キーワード 空間で表現する要素 運用ルールの例 社内で追う指標例 成長機会 裁量、挑戦機会、キャリアパス 社員の働き方、表情 協働 部署横断で使える打合せ席、偶発接点が生まれる共用部 週1回は部門横断ミーティングを対面実施 部門横断会議の実施回数/月 自律 集中席、予約不要の個人作業席、静かなブース 業務内容に応じて席を選ぶ 席予約率、集中席利用回数/週 学習 1フロア1か所以上の共有ライブラリ、ナレッジ掲示、壁面活用 月1回の学び共有会を実施 社内勉強会回数/月、参加率 安心 相談しやすい面談席、心理的負担の少ない半個室 1on1を月1回以上実施 1on1実施率、相談件数 スピード 短時間で集まれる立ち会議席、近距離動線 15分会議を基本化 会議平均時間、会議室回転率 この表で重要なのは、理念を抽象語のまま扱わないことです。 「協働」「自律」「学習」などの言葉を、どの席、どの動線、どのルールに変えるかまで落とし込める会社ほど、文化の再現性が高まります。 4. 失敗するのは、デザインだけを変えて、働き方を変えないケース 企業文化の空間化で最も多い失敗は、見た目だけを先に変えることです。 内閣官房のガイドブックでも、単にきれいで物理的に快適なオフィスにリニューアルするだけでは、成果は限定的と整理されています。 つまり、ロゴを大きく掲示したり、ブランドカラーを壁に入れたりするだけでは、理念浸透の効果は弱いということです。 また、管理職だけが広い個室にいて、一般社員は固定席で動けないままという配置も、理念とのズレを生みやすくなります。 同ガイドブックでは、管理職席を一般職員の島端や島中に寄せることで、個室・ひな壇型に比べて半分〜1/5にスペース削減でき、報告・相談やチームケアもしやすいとされています。 これは単なる省スペースの話ではなく、「上下の壁を低くする文化」を空間で表す方法でもあります。 さらに、オフィス環境と成果の関係も見逃せません。 オフィス環境に対する総合評価が高いほど作業効率が高く、プレゼンティーズムが低い傾向があります。 理念を重視するなら、メッセージ性だけでなく、明るさ、快適性、集中しやすさ、相談しやすさまで含めて設計する必要があります。 5. まとめ:理念が伝わるオフィスは、「言葉」と「行動」の間を埋めている 企業文化の空間化とは、理念を壁に貼ることではなく、理念どおりの行動が起こりやすい環境をつくることです。 テレワークが一定水準で続くいま、文化は自然伝播しにくくなっています。 そのため、出社したときに「この会社らしい働き方」が体験できる空間設計の重要性は、以前より高まっています。 そして、成功する企業は、空間だけでなく、運用ルールと日常行動まで一緒に設計しています。 理念を「場・型・技」に分け、会話、集中、学習、相談が起きる場所に翻訳すること。 これが、経営理念をデザインに落とし込み、組織を強くする最短ルートです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【執筆者プロフィール】 株式会社TFC オフィス営業担当 宅地建物取引士 山崎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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採用ブランディング 優秀層が「ここで働きたい」と直感する空間投資
はじめに 売り手市場が続く今、優秀人材確保の成否は「条件」ではなく「環境」で差がつきます。オフィスはコストではなく、採用力を高める戦略投資です。 1. 採用市場の現状:優秀人材確保は環境競争の時代へ 採用市場は完全に人材主導へと移行しています。 求職者は複数の企業を同時に比較し、条件だけでなく企業文化や働く環境まで含めて判断します。 企業側が訴求できる要素を整理すると、次の三層構造になります。 比較領域 主な内容 差別化の難易度 備考 条件領域 給与、賞与、福利厚生 高い 相場に収束しやすい 情報領域 ビジョン、事業内容、成長性 中程度 言語化の工夫が必要 体験領域 オフィス空間、社員の雰囲気、働き方 低い 直接体験できるため印象に残る 多くの企業が条件領域で競争しています。 しかし、実際に差がつくのは体験領域です。面接時の空間体験は、企業の信頼性や将来性を直感的に伝えます。 2. 若手人材が重視するポイント 若手人材は合理的に意思決定を行います。 企業選択の評価軸を整理すると、次のようになります。 評価軸 判断基準の例 面接時に確認していること 成長機会 裁量、挑戦機会、キャリアパス 社員の働き方、表情 待遇水準 業界比較、安定性 具体的な条件提示 企業文化 価値観の一致 空間の雰囲気、一体感 働く環境 清潔感、開放感、設備 受付、会議室、執務室 将来性 事業の伸び、投資姿勢 オフィス規模や拡張性 注目すべきは、働く環境が「目に見える判断材料」である点です。 給与は説明される情報ですが、空間は体験される情報です。体験情報の方が記憶に残りやすく、最終判断に影響します。 3. 空間投資が採用成果に与える具体的影響 空間への投資は、単なる内装の刷新ではなく、採用成果そのものに直結する実務的な効果があります。 まず最も顕著に現れるのが、面接後の辞退率の低下です。 働く環境を実際に見た際に「整理されている」「清潔である」「企業文化が一貫している」と感じられれば、応募者が抱く不安やギャップが減り、辞退理由が自然と減少します。 次に、内定承諾率が上がります。応募者は複数企業を比較するため、どこで働くかをイメージしやすい企業が選ばれる傾向にあります。 同じ条件であれば「毎日この環境で働きたい」と思わせた企業が勝つため、空間そのものが承諾判断の決め手となります。 また、空間改善は採用単価にも影響します。広告費に頼り続ける採用は費用が増大しがちですが、空間価値が高い企業は口コミや紹介、SNS投稿などの自然流入が増える傾向があります。 その結果、広告依存を減らし、採用単価を抑えることができます。 さらに重要なのが、定着率への影響です。 入社前に見たオフィスと実際の働く環境にギャップが少ないほど、入社後のミスマッチは減少します。空間と企業文化が一致している企業ほど、社員が組織と価値観のズレを感じにくく、長期的に働く基盤が整います。 このように、空間への投資は応募→面接→内定→定着というプロセス全体に作用し、採用コストの最適化と採用力強化の両方に貢献する効果があるのです。 4. 採用成功企業の共通点 採用に成功している企業は、オフィスをブランド戦略の一部として設計しています。 理念を言語化するだけでなく、色彩、素材、レイアウトに落とし込んでいます。 来訪者動線は整理され、面接そのものが企業理解の体験になっています。 つまり、採用戦略と空間戦略が分断されていません。 5. 採用課題はオフィス課題である 応募が伸びない、優秀層に選ばれない、承諾率が低い。その原因を広告不足と決めつける前に、空間が企業価値を十分に伝えられているかを検証する必要があります。 移転や内装改善を検討する際、賃料や坪単価だけで判断するのは短期視点です。採用力強化という経営目的から逆算した空間設計こそが、長期的な競争優位を生みます。 オフィスは固定費ではありません。優秀人材確保のための戦略投資です。 採用課題を抱える企業こそ、空間を経営資源として再定義するべきではないでしょうか。 まとめ 採用市場が「人材が企業を選ぶ時代」へと完全に移行した今、企業が強化すべきは条件競争ではなく“環境競争”です。 若手人材は給与以上に、成長機会・企業文化・働く環境といった体験価値を重視しています。その中でも、オフィス空間は面接時に最も強い影響を与える要素であり、企業の世界観を直感的に伝える媒体として機能します。 空間投資は、面接後辞退率の低下、内定承諾率の向上、採用単価の抑制、定着率の改善といった実務的な成果につながります。 採用活動の入口から定着まで一貫して作用するため、オフィスは単なる固定費ではなく、優秀人材を獲得するための戦略投資です。 採用課題を抱える企業こそ、空間という経営資源の見直しが最も高い費用対効果を生み出す可能性があります。 企業理念を体験として伝えられる環境づくりが、これからの採用競争における決定的な差別化要因になると言えるでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【執筆者プロフィール】 株式会社TFC オフィス営業担当 宅地建物取引士 下田 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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賃料改定交渉の技術!近隣相場データを武器に固定費を再構築する
はじめに 賃料交渉は「お願い」より「比較」が重要です。 2026年4月時点の東京都心5区の平均賃料は22,454円/坪、平均空室率は2.20%と低水準で、単純な値下げ要求は通りにくいです。 だからこそ、近隣相場・総額コスト・契約条件を数字で示して交渉することが、固定費を見直す近道になります。 1. 賃料交渉は「高い気がする」ではなく、「不相当かどうか」で考える 賃料改定交渉でまず知っておきたいのは、感覚だけでは交渉材料になりにくいということです。 賃貸借では、賃料が租税その他の公課の増減、土地・建物価格の上昇または低下、経済事情の変動、または近傍同種の建物賃料との比較で不相当になったとき、将来に向かって増減額の請求ができるとされています。 つまり、交渉の基本は「自社の賃料が今の相場や条件と比べて本当に高いのか」を数字で示すことです。 一方で、今の環境は、借り手側が何を言っても簡単に下がる状況ではありません。 2026年4月時点の公開月次データでは、東京都心5区の平均空室率は2.20%、平均賃料は22,454円/坪で、賃料は上昇傾向が続いています。 また、東京都の2026年地価公示では、東京都全域の商業地は前年比12.2%上昇しています。さらに、全国では2026年4月に前年同月比1.4%上昇しています。 こうした背景があるため、交渉は「値下げしてほしい」ではなく、「この条件差なら見直し余地がある」という組み立てが必要です。 2. まず集めるべきは、近隣相場データの量より比較できる質 一般的に最初にやりがちなのは、ネットで近くの募集賃料をいくつか見て、「うちの方が高い」と判断してしまうことです。 ですが、賃料交渉では、比較対象が似ていないと説得力が弱くなります。 駅距離、築年数、面積、フロアの形、設備、共益費込みか別か、定期借家か普通借家かなど、条件をそろえて見ることが大切です。 また、募集賃料だけを見て交渉すると失敗しやすくなります。 実務では、表面賃料よりも、共益費、フリーレント、更新条件、原状回復条件まで含めた総額コストで見た方が現実に近いからです。 国の「不動産情報ライブラリ」は、不動産の価格情報や周辺情報を確認する入口として使えるため、近隣環境や相場確認の補助材料として活用しやすい公的ツールです。 交渉前に集めたい近隣相場データ 確認項目 何を見ればよいか なぜ必要か 一般的な見方 募集賃料 坪単価、共益費込みか別か 表面上の比較の出発点になる 「賃料だけ」ではなく総額で見る 駅距離 駅徒歩何分か 立地差で賃料は大きく変わる 徒歩3分と8分は同条件ではない 築年数・ビルスペック 減らしやすい 来客頻度に対して過剰な場合がある 来客数に合わせて最適化 面積・フロア形状 坪数、整形かどうか、分割しやすさ 使いやすさは賃料に影響する 同じ坪数でも使い勝手が違う 契約条件 定期借家、更新可否、契約年数 条件差で実質賃料が変わる 安いと思っても条件が厳しいことがある 付帯条件 フリーレント、原状回復、保証金 総額コストの差になる 値下げが難しくても別条件は動くことがある この段階で大事なのは、比較対象を3件だけ見ることではなく、似た条件の候補を複数集めて傾向をつかむことです。 交渉では1件だけ安い事例を出しても、「特殊事例ではないですか」で終わりやすいからです。 最低でも、同エリア・近い面積帯・近い築年帯で、複数の候補を並べて説明できる形にしておくと話が前に進みやすくなります。 3. 賃料交渉で本当に効くのは「坪単価」より「総額差」の見せ方 交渉でよくある失敗は、「近くにもっと安い物件があります」とだけ伝えてしまうことです。 これでは貸主側から、「では移転してください」で終わる可能性があります。 大事なのは、現在の契約条件が、近隣相場と比べてどれだけ総額でずれているかを見せることです。 たとえば、現在賃料が坪22,000円、共益費込み総額が坪25,000円だとして、近隣の類似条件で総額坪22,500円前後が中心なら、差は坪2,500円です。 100坪なら月25万円、年300万円の差になります。 このように、坪単価差を年額差に直して見せると、経営判断としても社内共有しやすくなります。 総額で交渉材料を作る考え方 項目 現在条件の例 近隣比較の例 差額の見方 賃料 22,000円/坪 20,500円/坪 1,500円/坪高い 共益費等 3,000円/坪 2,000円/坪 1,000円/坪高い 実質総額 減らしやすい 来客頻度に対して過剰な場合がある 来客数に合わせて最適化 面積・フロア形状 25,000円/坪 22,500円/坪 2,500円/坪高い 100坪あたり月額 250万円 225万円 月25万円差 100坪あたり年額 3,000万円 2,700万円 年300万円差 ※上の数字は「比較の考え方」をわかりやすくするための試算例です。実際の交渉では、自社の契約条件と近隣の類似条件で計算します。 この表のように、交渉では「高いか安いか」ではなく、「今の契約を続けると、年間いくら固定費差が出るか」を見せる方が伝わります。 特に総務担当者や経営者にとっては、坪単価よりも年額インパクトの方が判断しやすいからです。 4. 交渉は“値下げ一本”より、“条件の組み替え”で考える 今の市場は、空室率が低く、賃料相場も弱くありません。だからこそ、最初から大幅値下げ一本で入ると、交渉が止まりやすい傾向があります。 そういうときは、条件を分けて考えるのが有効です。 たとえば、賃料そのものの減額が難しい場合でも、据え置き、段階改定、共益費の見直し、フリーレント、工事期間の調整、契約年数との引き換えなど、実質コストを下げる余地が出ることがあります。 また、貸主側が気にするのは「どれだけ下げるか」だけではなく、「このテナントに継続入居してもらうメリットがあるか」です。 家賃滞納がない、長期入居実績がある、原状回復や移転コストが大きい、空室化リスクを避けたいといった事情は、交渉の後押しになります。 つまり、賃料交渉は市場データだけでなく、自社が貸主にとってどれだけ安定した入居者かも一緒に示した方が強くなります。 5. まとめ:賃料交渉のコツは、「相場データを揃えて、総額で話す」こと 賃料交渉のテクニックを一言でいうと、感覚を数字に変えることです。 近隣相場、契約条件、総額差、年額差まで整理すると、交渉は「お願い」から「合理的な見直し提案」に変わります。 特に今は、東京都心の空室率が低く、賃料も弱くないため、「周辺相場が下がっているはず」という思い込みだけでは通りにくい局面です。 だからこそ、近隣の類似物件を比較し、総額ベースで固定費の差を見せることが重要です 国の公開情報や近隣募集情報を使いながら、自社に不利な条件を見つけて、数字で再構築する。それが、初心者でも実践しやすい賃料改定交渉の基本です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【執筆者プロフィール】 株式会社TFC オフィス仲介営業担当 宅地建物取引士 山崎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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戦略的ダウンサイジング、固定費を削り、生産性を下げない移転の極意
はじめに 2026年4月時点で東京都心5区の平均賃料は22,454円/坪、平均空室率は2.20%です。 一方、雇用型テレワーカーの割合は全国で25.2%まで定着しています。 今の移転は、単純に面積を減らすのではなく、余っている席を減らし、成果が出る場を残すことが成功の分かれ目です。 1. なぜ今、ダウンサイジングが経営課題になっているのか オフィスのダウンサイジングが注目される最大の理由は、賃料が高止まりする中で、使い切れていない面積を抱える企業が増えているからです。 東京都心5区の平均賃料は2026年4月時点で22,454円/坪、平均空室率は2.20%と低水準です。 つまり、今のオフィス市場は「広い面積を安く借り続けられる」環境ではなく、不要な面積を持つほど固定費負担が重くなりやすい状況です。 同時に、働き方も変わりました。 国土交通省によると、令和7年度調査では、雇用型テレワーカーの割合は全国で25.2%、直近1年間のテレワーク実施率は16.8%です。 テレワークが完全に特別な働き方ではなくなった今、毎日全員が同時に出社する前提でオフィスを持ち続ける必要性は、以前より小さくなっています。 ただし、ここで注意したいのは、面積を減らせば自動的に良い移転になるわけではないことです。内閣官房内閣人事局の「オフィス改革ガイドブック」では、オフィス改革は単にきれいな空間に変えることではなく、目指す働き方を実現するための手法だと整理されています。つまり、ダウンサイジングの成否は「何坪減らしたか」ではなく、「どんな働き方を残したか」で決まります。 2. 先に減らすべきは「面積」ではなく「余剰席」 一般的に最初にやりがちなのは、「今より何坪減らせるか」から考えることです。 ですが、正しい順番は逆で、まず見るべきは、実際に何席が必要なのかです。 たとえば、社員100人の会社でも、毎日の平均出社が60人前後の場合、同時在席のピークが70人未満なら、100席を維持する必要はないかもしれません。 逆に、出社人数は少なくても、来客対応、WEB会議、営業会議、集中作業が多ければ、席数以外のスペースは削りすぎない方がよいケースもあります。 つまり、ダウンサイジングは「人数」ではなく、出社実態と業務内容で決めるべきなのです。 内閣官房のガイドブックで、必要なスペース不足、WEB会議場所不足、レイアウト変更の負担などが、従来オフィスの典型的な課題として挙げられています。 面積だけを減らして会議室や集中スペースまで削ると、固定費は下がっても、かえって働きにくくなる可能性があります。 確認項目 何を見ればよいか 初心者向けの見方 試算例 平均出社人数 1か月の平均出社人数 普段どれだけ席が使われているかを見る 100人中60人出社 固定席の実利用率 固定席が実際に何席使われているか 火曜午後に68人 使われない応接・待合 減らしやすい 来客頻度に対して過剰な場合がある 来客数に合わせて最適化 WEB会議用個室・ブース 減らしにくい ハイブリッド勤務では需要が高い むしろ不足しやすいので確保優先 集中作業スペース 減らしにくい 席数削減後ほど集中場所が重要になる オープン席だけにしない 打合せ・共創スペース 減らしにくい 出社価値を高める重要機能 出社時に使う目的空間として残す 3. 生産性を下げない会社は、何を残しているのか 生産性を下げずにオフィスを縮小できる会社には共通点があります。 それは、減らす場所と、むしろ強化する場所を分けていることです。 こちらも内閣官房のガイドブックで、業務に応じて席を選べるABW、WEB会議席、交流スペース、集中できる場などの整備が、オフィス改革の具体策として挙げられています。 つまり、これからのオフィスは「全員分の机を並べる場所」ではなく、「出社したときに成果を出しやすい場所」に変えることが重要です。 さらに同ガイドブックでは、法政大学の研究として、オフィス環境への評価が高いほど作業効率は向上し、環境の悪いオフィスは、環境の良いオフィスと比べて年間一人当たり約100万円多く経済損失が生じると紹介されています。 つまり、コスト削減だけを優先して、狭い・暗い・会議しづらい・集中しづらい環境にすると、賃料削減分以上に生産性を失う可能性があります。 減らしてよい面積と、減らしてはいけない面積 項目 基本方針 理由 ダウンサイジング時の考え方 余剰固定席 減らしやすい テレワーク定着で未使用席が出やすい 固定席を減らし、共有席化を検討 過剰な書庫・紙保管 減らしやすい 紙保管は面積を大きく使う 文書電子化と保管ルール見直しを先行 使われない応接・待合 減らしやすい 来客頻度に対して過剰な場合がある 来客数に合わせて最適化 WEB会議用個室・ブース 減らしにくい ハイブリッド勤務では需要が高い むしろ不足しやすいので確保優先 集中作業スペース 減らしにくい 席数削減後ほど集中場所が重要になる オープン席だけにしない 打合せ・共創スペース 減らしにくい 出社価値を高める重要機能 出社時に使う目的空間として残す オフィス改革では、業務に応じて選べる席、WEB会議席、交流スペースなどを用意することが有効と整理されています。 単純な席数カットではなく、「出社したくなる理由」を残すことが、生産性維持のポイントです。 4. 失敗しない移転の進め方は「縮小」ではなく「再設計」 戦略的ダウンサイジングで失敗しないためには、移転を「縮小プロジェクト」ではなく、働き方の再設計プロジェクトとして進めることが大切です。 進め方としては、まず出社率、在席ピーク、会議室利用、紙保管量を把握します。 次に、「何のために出社するのか」を定義します。 たとえば、営業の対面商談、チーム会議、採用面接、集中作業など、出社理由が見えれば、残すべきスペースも明確になります。 その上で、固定席を減らし、共有席、会議室、WEB会議ブース、集中席の配分を決めていく流れが初心者にもわかりやすい進め方です。 もう一つ重要なのは、一度に削りすぎないことです。 都心5区のオフィス空室率は2.20%と低く、条件の良い面積を後から取り戻しにくい市場です。 いったん縮小した後に「会議室が足りない」「採用面接の場がない」「出社日に席が足りない」となっても、すぐに増床できるとは限りません。 だからこそ、移転前に実測データを取り、少し余裕を持った設計にしておく方が安全です。 5. まとめ:固定費削減に成功する会社は、「削る面積」ではなく「残す価値」を決めている 戦略的ダウンサイジングの本質は、オフィスを小さくすることではありません。 余っている面積を減らし、成果が出る場所に再配分することです。 今のオフィス市場は、賃料が高止まりし、空室率も低い一方で、テレワークは一定水準で定着しています。 この環境では、全員分の固定席を持ち続けるより、出社実態に合わせて席数を最適化し、会議、集中、WEB会議、共創の場を整える方が合理的です。 そして、生産性を下げないために最も大切なのは、単なるコストカット発想で終わらせないことです。 オフィスはコストであると同時に、採用、定着、コミュニケーション、意思決定、創造性を支える経営資産でもあります。固定費を削るだけでなく、「出社する価値があるオフィス」を残せた会社ほど、ダウンサイジングは成功しやすくなります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【執筆者プロフィール】 株式会社TFC オフィス仲介営業担当 宅地建物取引士 下田 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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賃貸オフィスコラム
節税につなげる会計処理オフィス内装費用の資産計上と減価償却
はじめに オフィス移転の節税は「全部を経費にすること」ではありません。 通常の修理や10万円未満の備品は当期費用、造作や設備工事は資産計上して減価償却、という線引きを正しく行うことが、税務メリットと税務リスク回避の両立につながります。 1.節税の近道は「費用」と「資産」を分けること オフィス移転では、内装工事、照明、配線、家具、什器など、さまざまな支出が発生します。 ここで大切なのは、その支出が「今期の経費」になるのか、「資産」として数年に分けて費用化するのかを分けて考えることです。 税務上、通常の維持管理や修理のための支出は修繕費として当期の費用になりますが、資産の価値を高めたり使用可能期間を延ばしたりする支出は、原則として資本的支出となり、減価償却で費用化します。 皆さんが誤解しやすいのは、「節税になるなら全部経費にしたい」と考えてしまう点です。 ただ、税務では価値が残るものは資産計上が原則です。 逆にいえば、費用処理できるものをきちんと費用処理し、資産計上すべきものは正しく減価償却することが、結果として一番安全で、無理のない節税になります。 2. オフィス移転費用はどう分かれる?まずはこの表で全体像をつかむ オフィス移転時の支出は、ざっくりいうと「その場で消えていくもの」は費用、「数年使うもの」は資産と考えると理解しやすくなります。 特に内装工事は、修理なのか、価値を高める工事なのかで処理が変わるため、ここを最初に整理しておくことが重要です。 支出の内容 基本的な会計処理 税務上の考え方 初心者向けの見方 既存設備の通常修理・維持管理 費用処理 修繕費として当期の損金になりやすい 壊れたものを直すだけなら費用になりやすい 用途変更のための内装工事、設備の新設、グレードアップ工事 資産計上 資本的支出として減価償却 価値が増える工事はその年に全額経費にしない 取得価額10万円未満の備品 費用処理が可能 少額の減価償却資産として当期損金算入可 小さな備品はその年に落とせることが多い 取得価額10万円以上20万円未満の資産 一括償却資産 3年間で均等償却が可能 すぐ全額ではなく、3年で均等に費用化 賃貸オフィスに行う造作工事 資産計上が基本 他人の建物への造作として耐用年数を見積もって償却 借りたオフィスでも、造作は資産になることがある この表で一番重要なのは、「内装費=全部減価償却」でもなければ、「移転費=全部経費」でもないという点です。 たとえば、単なる補修は修繕費ですが、レイアウト変更や新しい設備の追加は資産計上になりやすくなります。 つまり、節税のポイントは、請求書を見て一括で処理するのではなく、支出の中身ごとに分けることです。 3. 資産計上した内装費は、どう減価償却するのか 資産計上したオフィス内装費は、取得した年に全額を費用にするのではなく、法定耐用年数などに基づいて毎年少しずつ費用化します。 ここで大切なのは、何を「建物附属設備」とみるか、何を「器具備品」とみるかで、耐用年数が変わることです。 また、賃貸オフィスの内装は、自社所有の建物ではなく他人の建物に対する造作になることがあります。 この場合、国税庁は、その造作全体を一つの資産として見て、建物の耐用年数や造作の種類・用途・使用材質などを勘案して合理的に耐用年数を見積もるとしています。 さらに、更新できない定期賃貸借などで、有益費請求や買取請求ができない場合は、賃借期間を耐用年数として償却できるケースもあります よくある資産の例 資産区分の考え方 耐用年数の目安 ポイント 照明を含む電気設備(蓄電池電源設備を除く) 建物附属設備 15年 内装工事の中でも設備寄りの支出 給排水・衛生設備、ガス設備 建物附属設備 15年 配管や衛生設備は設備として扱う 事務机・事務いす・キャビネット(主として金属製) 器具備品 15年 家具でも金属製は長め 事務机・事務いす・キャビネット(その他) 器具備品 8年 木製などは金属製より短い 賃貸オフィスの造作工事一式 他人の建物に対する造作 一律ではなく、合理的見積りまたは一定の場合は賃借期間 契約内容と工事内容の確認が必要 一般的には、「壁を作ったから全部建物」「机を買ったから全部備品」とざっくり考えがちですが、実務ではそう単純ではありません。 設備は設備、家具は家具、造作は造作で分かれます。 しかも賃貸オフィスでは、工事内容だけでなく、契約期間や退去時の取り扱いでも耐用年数の考え方が変わるため、見積書と賃貸借契約書をセットで確認することが大切です。 4. 節税につなげるために、実務で必ず見たい3つのポイント 1つ目は、修繕費にできるものを見落とさないことです。 国税庁は、通常の維持管理や修理のための支出は修繕費になるとしています。 また、修理・改良などが「おおむね3年以内の周期」で行われるものや、「1件20万円未満」のものは、修繕費として処理できる考え方を示しています。 つまり、内装の見積もりの中に補修的な工事が混ざっているなら、全部を一律に資産計上せず、中身を分けて検討することが節税につながります。 2つ目は、少額資産の基準を使い分けることです。 取得価額が10万円未満のものは、少額の減価償却資産として、その事業年度に全額損金算入できる考え方が示されています。 また、10万円以上20万円未満の資産は、一括償却資産として3年間で均等償却する選択ができます。 オフィス移転では、モニター、電話機、棚、小型什器など、少額資産が多く発生しやすいため、この基準を理解しておくと、処理がかなり整理しやすくなります。 3つ目は、賃貸オフィスの造作は「借り物件だから経費」と考えないことです。 借りたオフィスに内装を入れても、税務上は「他人の建物に対する造作」として資産になることがあります。 とくに、受付造作、固定間仕切り、配線・照明の新設などは、その年に全額費用にできるとは限りません。 契約期間が決まっているか、更新できるか、有益費請求や買取請求ができるかによっても扱いが変わるため、ここは税務上の確認ポイントです。 5. まとめ:オフィス移転の税務メリットは「分けて考える」で決まる オフィス移転の会計処理で一番大切なのは、支出をまとめて見るのではなく、内容ごとに分けることです。 通常修理は修繕費、価値を高める工事は資産計上、少額備品は少額資産のルールを確認、という流れで整理すると、初心者でも判断しやすくなります。 節税というと「できるだけ早く経費にすること」に目が向きがちですが、実際には、費用にできるものを漏らさず費用にし、資産にすべきものは正しく減価償却することが、最も実務的で安全な方法です。 特に賃貸オフィスの内装は、工事内容だけでなく契約条件でも扱いが変わるため、見積書・請求書・賃貸借契約書をそろえて判断することが大切です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【執筆者プロフィール】 株式会社TFC オフィス仲介営業担当 宅地建物取引士 山崎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。 TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。