賃貸オフィスコラム
オフィスで注目される「緑視率」とは?
1.はじめに
オフィスにグリーンを導入すると、リラックス効果をはじめとしたさまざまな恩恵を受けられます。その根拠となるのが人の視界に占める緑の割合を指す「緑視率」の研究です。以下では、緑視率に関する研究結果と、オフィスにグリーンを導入することによるメリットについて解説します。

「緑視率」とは、人の視界に占める緑の割合のことで、国土交通省が2004年に行った「都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について」という調査では緑視率が高まるほど安らぎを感じる人が多くなるとされています。
もともとは公共施設や中心市街地などといった街づくりに活用されてきた指標ですが、オフィス環境整備の一環としても注目されています。
なお、集中力を高めるのに理想的な緑視率の割合は、10〜15%です。緑視率の割合(%)は、「(緑の部分の面積)÷(視界の面積)」という式で求めることができ、緑の面積には、樹木や草花、芝生、壁面緑化なども含まれます。
2.オフィスにグリーンを導入して体感できた効果
実際にグリーンを導入したオフィスで働く従業員は、以下のような効果が得られることがわかりました。
(1)コミュニケーションの向上
オフィスにグリーンを設置することは「ワーカーのコミュニケーションの活性につながると思うか」という質問に対し、6割以上の従業員が「そう思う」と回答しています。グリーンの成長の様子をきっかけに、従業員同士の何気ない会話が生まれることもコミュニケーションの向上に一役買っているようです。
(2)ストレスの軽減
オフィスにグリーンを取り入れることは「仕事のストレス(イライラ感)の緩和に効果があると思うか」と尋ねたところ、6割以上の従業員が「そう思う」と回答しました。グリーンを眺めることによってリフレッシュ効果を感じている人が一定以上いることがうかがえます。
(3)執務空間の快適性向上
オフィスへのグリーンの導入によりコミュニケーションの向上やリラックス効果が執務空間の快適性向上を後押ししていると考えられます。

3.まとめ
オフィスに設置することで、リラックス効果や業務効率アップが期待できるグリーン。既存の空間レイアウトを大幅に変更することなく、気軽に取り入れられるのも魅力の一つです。
その他オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下のリンクから是非ご覧ください。
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