賃貸オフィスコラム
コミュニケーションが活性化するオフィスづくり
1.はじめに
社員同士が交わす会話や交流、情報共有などを「社内コミュニケーション」と呼びますが、本記事ではオフィスにおけるコミュニケーションを社内コミュニケーションと定義します。

社内コミュニケーションを活性化させると、業務にポジティブな影響をもたらす可能性があります。社内コミュニケーションをとる主なメリットは、以下の5つです。
・アイデア・イノベーションの創出
社内全体でコミュニケーションが活性化されると、これまで関わりがなかった他部署との交流が生まれ、新たなアイデアやイノベーションが創出される可能性があります。
・モチベーション向上
オフィスでポジティブなコミュニケーションが生まれていると、出社することや働くことが楽しみになる社員が増える可能性があります。これにより、仕事へのモチベーション向上も期待できます。
・生産性の向上
コミュニケーションの活性化によりモチベーションが上がった社員は、仕事への意欲が増す可能性があり、業務の質や生産性の向上を期待できます。
・離職率低下
会社を離職する大きな理由の一つに、職場での人間関係の不和が挙げられます。一方で、コミュニケーションの活性化によって良好な人間関係が築ければ、離職率が低下する可能性があります。
・ワークエンゲージメント向上
ワークエンゲージメントとは、従業員の会社に対する「愛着」や「思い入れ」のことで、従業員が会社への貢献意欲につながる重要な指標の一つです。コミュニケーションの活性化によって仕事へのモチベーションが向上すると、会社へのエンゲージメントも向上する可能性があります。
2.社内コミュニケーションを促進する仕組み
社内におけるコミュニケーションは、単にオフィスに人を集めるだけでは生まれず、働き方の工夫や仕組みが必要です。以下では、社内コミュニケーションを促進するための仕組みを3つご紹介します。
2-1:フリーアドレス
社内コミュニケーションを活性化させる働き方の一つにフリーアドレスがあります。オフィスの中に社員の固定席を作らず、自由な席で仕事を行えるようにする仕組みのことです。作業に集中したいときや、交流したいときなど、そのときどきの業務内容や気分に適した席を選べるため、作業効率が上がる可能性があります。このように活動に基づいて働く場を選べる働き方のことをABW(Activity Based Working)と呼び、昨今のオフィスにはフリーアドレスを取り入れるケースが増えています。

2-2:カフェエリア・リフレッシュエリア
ドリンクや軽食などの仕掛けによってスタッフが自然と集まり、会話が生まれることを目的としたスペースです。一方で、リフレッシュエリアは従業員がリラックスしたり休憩したりするために設けられるエリアです。こうしたカフェエリアやリフレッシュエリアを導入すると、休息を求めた社員が集まり、コミュニケーションが活性化されやすくなります。

2-3:ミーティングエリア
ミーティングエリアは、従来の会議室の機能を超えて何気ない会話からイノベーションを生み出す「コミュニケーションエリア」としての可能性が期待されています。会議に合わせて適切な設えを用意する、レイアウトを柔軟に変更できるようにする、業界・企業の社風やワークスタイルに合わせるといったポイントを押さえると、コミュニケーションを促進しやすくなります。

3.まとめ
今回のオフィスコラムでは社員のモチベーションや業務効率を向上させる社内コミュニケーションやその場について紹介しました。オフィスにおけるコミュニケーションの創出をはかるカギは、オフィス環境づくりにあるようです!
オフィス移転だけではなく、内装の変更や家具の配置換えなども社内でのコミュニケーションを促進する1手かもしれないですね。
その他オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下のリンクから是非ご覧ください。
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