賃貸オフィスコラム

1.はじめに

　今回のオフィスコラムでは現在再開発が行われている渋谷について、オフィス事情や、環境、交通事情など様々な角度で調べていきたいと思います。

2.オフィス・テナント事情

　渋谷駅周辺は日本だけでなく、世界中の観光客が大勢集まる観光スポットであるため、駅に近い立地では最新のファッションが勢ぞろいしているSHIBUYA109や、居酒屋、ラーメン屋と言った物販や飲食などのテナントが多い傾向にあり、駅から離れるにつれて事務所やサービス系のテナントが増えていく傾向にあります。
　かつての渋谷は千代田区、港区、中央区と言った都心3区や、新宿、西新宿と比べるとオフィスビルが少ない傾向にありましたが、今回の再開発の流れを受けて、高層ビルの増加やオフィス機能の強化が進んでおり、今年の2月20日に竣工した関電不動産渋谷ビルは屋上部分にテラスを設けたり、女性用トイレには着替えなどにも利用出来る多目的ブースが備えられたりと働きやすさを重視した構造になっています。
　2023年1月末の、東京主要7区の空室率は6.76%、平均募集賃料は27070円/坪となりました。そのうち品川区と江東区を除いた主要5区での空室率は6.05%、平均賃料は29836円/坪となっております。
　渋谷エリアは2021年に大口テナントの解約で空室率が上昇しましたが、現在では空室の埋め戻しが進んでおり、2023年1月末では3.14%までに回復し、平均賃料は30278円/坪となっております。

3.交通事情

　渋谷駅は開業した1885年当時は田園地帯が広がる東京郊外の田舎な駅に過ぎませんでしたが、東京市電や玉川電鉄などの路面電車や私鉄路線が次第に乗り入れてくるようになり、現在ではJR東日本、京王電鉄、東急電鉄、そして東京メトロの4社の路線が乗り入れるターミナル駅となっています。また、バスも都営バス、東急バス、ハチ公バス、小田急バス、京王バス、京浜急行バス、東急トランセ、フジエクスプレスが発着し、ターミナルなバス停になっています。
　渋谷駅は複雑に入り組んでいて迷宮と言われるほどでしたが、今回の再開発によりその複雑さが解消されています。またターミナル駅であるため、通勤、通学でもスムーズに利用することができます。
　例えば、久我山駅は京王井の頭線で渋谷駅まで乗り換えなしで15分ほどで利用することができ、駅周辺は井の頭線の中でも家賃相場が安く、低価格で都内に住むのにオススメです。また、バスを使うと渋谷駅から羽田空港まで乗り換えなしで行くことができ、空港や都外へのアクセスも良好です。

4.環境事情

　渋谷区は賑やかさと静かさの二面性があります。渋谷センター街がある北西エリアは多数の商業施設が多数ありますが、そこから離れると、松濤があり、高級住宅街やお洒落なお店が点在するスポットとなります。
　北東エリアは表参道や原宿の近くにある美竹通りや青山通りに事務所が多くあります。ちなみに弊社で紹介させていただいているテラアシオス青山も青山通りに面しており、周辺は飲食店や物販店が点在していて、表参道駅から徒歩2分と好立地です。

　玉川通りを挟んだ南西エリアは、代官山や恵比寿に近いこともあり、事務所が集積しつつも、住宅もあるのが特徴です。また、渋谷リバーストリートのある南東エリアも、南西エリアと同様に事務所と住宅が混在しています。ちなみに弊社で紹介させていただいている恵比寿ファイブビルは恵比寿駅から徒歩5分ほどのところに位置し、フロントサービスやラウンジスペース、貸会議室があり、事務所利用にオススメです。

5.まとめ

　今回のオフィスコラムでは渋谷エリアのオフィス事情や交通事情、方角別に見たエリアの環境の特徴について纏めました。先述の通り現在渋谷では再開発が行われており、より働きやすく、移動もスムーズにできるように様々な動きが見られています。今後も渋谷の動向に目が離せません。
　その他オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下のリンクから是非ご覧ください。
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