新宿街角コラム

西新宿3丁目再開発

1.再開発事業について

 西新宿3丁目西地区市街地再開発事業は細い道路が多く、老朽化した木造家屋の密集地の解消を目指して、地区内権利者有志により1993年に再開発研究会が設立されたことに起因します。
 西新宿3丁目西地区は計画面積が約4.8ヘクタールの区域であり、南西側約300メートルに初台駅(京王新線)が位置しており、また周辺には、新宿中央公園、新宿西口エリア、新国立劇場が配置されているなど、多様性あふれる地区となっております。
 本事業により、地区外周道路の拡幅とともに、初台駅からの歩行者のバリアフリー動線の確保、みどり豊かな憩いの空間等が創出されます。また、魅力的な商業系施設、業務系施設、そして生活支援施設を導入することにより、本地区および、周辺エリアの都市の魅力向上を促進し、地域交流の場の整備を図ります。

西新宿3丁目西口完成予想イメージ 住友商事公式HPより引用
老朽化した周辺の建造物(筆者撮影)
周辺に位置する新宿中央公園(筆者撮影)

2.本事業の特長

水道道路の拡幅イメージ 住友商事公式HPより引用

 本事業においては分譲マンションのみならず、商業系施設、業務系施設、生活支援施設の整備計画のほかに、
・地域の交通環境の向上・改善や、地区の高度利用を支えるための、都市計画道路(水道道路)の拡幅整備。
・地域の防災性の向上に寄与するために、マンホールトイレを設置した広場や、約100㎡の防災備蓄倉庫の整備。
・地域の利便性、回遊性を図るために、地区外周部の歩道状空地の整備。
・地域コミュニティ・にぎわいの形成を図るために、保育園等の子育て支援施設の整備や、商業施設の整備が計画されています。

3.ツインタワーマンション

完成予想イメージ 野村不動産より引用

東京オペラシティタワーと新宿パークタワーの間に超高層ツインタワーマンションの建設が計画されています。
 ツインタワーマンションは地上63階、塔屋2階、地下4階、高さ221m、延べ183,782㎡の北塔と、地上62階、塔屋2階、地下4階、高さ220m、延べ194,987㎡の南塔、その他9階建ての2棟を合わせた4棟、総延べ約380,000㎡超となっております。

歩行者デッキの完成イメージ 野村不動産より引用

北塔の南塔の間には大規模な歩行者デッキが整備され、西隣にある「NTT東日本 新宿本社ビル」のデッキと繋がり、そこからオペラシティ経由で初台駅(京王新線)まで行けるようになります。

その他オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下のリンクから是非ご覧ください。

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