新宿街角コラム
「東京都新宿区北部の町 高田馬場」
新宿の北部、池袋の南部に位置し、都内屈指の学生街として有名です。JR山手線・西武鉄道新宿線・東京メトロ東西線が乗り入れるため、通勤・通学に大変便利な場所です。
その名の由来は1636年まで遡ります。家康の六男で越後高田藩主だった松平忠輝の生母、高田殿(茶阿局)の遊覧地に、三代将軍徳川家光により、旗本達の馬術の訓練や流鏑馬などのための馬場が造営されたといいます。
このことから、高田の名をとって高田馬場と呼ばれるようになったといいます。
エリアの特色
高田馬場は都内屈指の学生街として有名で、若い世代向けの飲食店や物販店舗に事欠きません。
早稲田大学を中心に、数々の大学・専門学校・予備校が集まっており、全国屈指の学生街を形成しています。
早稲田通り沿いはファミレスやカフェなどの飲食店、カラオケや書店などが多く立地しており、中でも西武鉄道が所有している商業ビル『BIGBOX高田馬場』は、レストランやアミューズメント施設のほかにテニスやスイミングプールといったスポーツ施設も充実した複合施設で、高田馬場を代表するランドマークと言えます。
最近では安くて美味しいグルメが豊富なことから、グルメの街としても注目されつつあります。
昭和の味もあれば若者たちの間で話題の最新フードもあり、特にラーメンに関しては駅周辺や西早稲田にかけて激戦区となっており、ラーメン店がとても多いのも特徴です。
発車メロディー「鉄腕アトム」
JR山手線、西武鉄道新宿線、東京メトロ東西線の3線が乗り入れる高田馬場駅は1日中人の流れが絶えません。
2015年度の1日平均乗車人員はJR東日本で約20万人、西武鉄道で約30万人、東京メトロでは約19万人が利用しており、西武鉄道における乗降人員数は全92駅の中で池袋駅に次ぐ第2位の利用状況となりました。
また、2014年度における各社合計の1日平均乗降人員は約88万人、年間に直すと約3億2100万人となり、これは世界の駅の乗降客数第12位を記録しています。
2003年3月1日からは発車メロディにアニメ『鉄腕アトム』のテーマ曲が採用されました。
手塚治虫が社長を務めた手塚プロダクションが高田馬場にあることと、お茶の水博士が長官を務める『科学省』が高田馬場にあったという設定から、高田馬場西商店街振興組合がJR東日本に要望した結果実現したものであります。
当初は期間限定使用の予定でありましたが、その後も引き続き使用されており、現在では馴染みのメロディとして親しまれています。
マンション建設が進む高田馬場
駅から少し離れたエリアには、戸建て・分譲マンションもあり閑静な住宅街が展開されています。
幼稚園をはじめとした学校などの施設が用意されているなど、ファミリー層にも住みやすい街として利用されております。
タワーマンションの建設も進んでおり、多くは早稲田通り、明治通り沿い、神田川と平行する新目白通りか、通りからほど近い場所に立地しています。
そのうちでも明治通り沿いは、開発規模が大きなものになっております。
また、住宅街の中で30~100戸程度のマンションの建設はあちこちで行われています。
メインは単身、カップル向きで相場は単身向きのワンルームで3000万円~3500万円、カップル向きで50㎡以上では5000万円といったところです。
数は多くないものの、小さな区画を利用した一戸建ても供給されており、価格的には3階建ての3LDKで4000万円前後と都内としては手ごろになっております。
最後に
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