新宿街角コラム

ヨドバシカメラミュージアム

1.はじめに

「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」が昨年10月25日にオープンしました。今回の街角コラムではミュージアムの概要や魅力について紹介していきます。

2.ヨドバシカメラミュージアム

「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」は2025年10月25日に、ヨドバシホールディングス本社2階にオープンしました。このミュージアムには、ライカをはじめとした世界各国の貴重なカメラ約1000台や写真、書籍などが並んでおり、ヨドバシカメラの創業者で現会長の藤沢昭和氏が半世紀をかけて収集してきた逸品ばかりです。歴史的瞬間を記録し続けてきたカメラの醍醐味が詰まったこちらの施設と藤沢会長の想いを、この章では紹介していきます。

2-1.ミュージアム紹介

ミュージアムには5つのゾーンと、特別展示のスペースに分けられており、カメラ以外に周辺機材やカメラにまつわる蔵書などが配置されています。カメラゾーンでは、発売前に約65台制作されたというライカM3型試作機、カメラの裏に段があり「2コーナー」と呼ばれる珍しいライカM3、アメリカ空軍のために特別注文で製造された「ブルーグレーカラー」のライカM2型などが展示されています。展示台も見せ方にこだわり高さを調整したものを新たに用意するなど、1点1点こだわり抜いた配置となっています。ミュージアム全体では約1000台のカメラが展示されており、キャノン、ニコン、ソニーなど、最新のデジタルカメラはもちろん、フィルムカメラ、中判カメラなど、国内勢の製品もそろっています。奥の壁にはヨドバシカメラの歴史が貼ってあったり、カメラの展示にはギミックが施されていたりと、その点にも注目です。その他、「ベアトギャラリー」として幕末の日本に写真を伝えた英国人写真家、フェリーチェ・ベアトが撮影した写真のレプリカが100点弱収蔵されています。また、その向かいは「ハイトマンギャラリー」と題され、フランク・ハイトマンがベルリンフンボルト大学における長年の研究中でコレクションした資料も展示されています。展示の目玉として最奥部には「月に行ったカメラ」コーナーが設置されています。こちらは米宇宙船・アポロ15号に乗った全14台のカメラのうち、地球に帰還した希少なカメラを藤沢氏が所有しており、”宇宙から帰還した”本物のカメラが展示されています。このように魅力が大量に詰まったミュージアムとなっています。入場料金は、完全予約制で18歳以上は3000円、18歳未満は1000円となっております。

2-2.藤沢会長の人生と想い

藤沢会長の人生は、偶然の出会いを必然に変え、信念を貫くことで道を切り拓いてきた歩みそのものでした。農家の長男として生まれながら農業に魅力を感じられず、カメラの商売をしていた叔父を頼って上京したことがすべての始まりです。見よう見まねで始めたカメラ販売は、小売店や問屋との関わりを通じて商売の基本を学ぶ場となり、やがて新宿西口に自らの店を構えるまでに至りました。同業他社がひしめく中、藤沢会長は「借りず、貸さず、運ばず」という独自の商売哲学を掲げ、現金取引による低価格販売を貫きました。「お客さんに買ってもらえる値段が一番」という想いは、業界からの反発にも屈しない強さとなり、結果的にメーカーからの信頼も勝ち得ました。喜んでもらえるなら何でも扱うという姿勢は、現在の事業の幅広さにも通じています。また、藤沢会長はカメラを単なる商品ではなく、歴史と文化の結晶として捉えてきました。技術革新の陰で忘れ去られていく古いカメラに危機感を抱き、世界各国を巡って収集を続けてきたのは、「お世話になったカメラへの恩返し」に他なりません。その探求心と「何でも見てやろう精神」は、執務室に飾られたライオンの写真にも象徴されています。「結果的に上手くいっただけ」と語る謙虚さの裏には、日々の努力を何より重んじる姿勢があります。藤沢会長の人生は、商売の原点を忘れず、積み重ねることの大切さを示しています。これからも彼はその想いを軸に、過去を守りながら未来へ挑み続けていくでしょう。

3.カメラと映像作品

先述の通り「ヨドバシフジサワカメラミュージアム」では、世界各地の様々なカメラが展示されています。
また、カメラのプロフェッショナルはいつの時代の子供たちからも羨望の眼差しを向けられており、『ウルトラQ』の江戸川百合子を筆頭に、『仮面ライダー』の一文字隼人(仮面ライダー2号)や『超電子バイオマン』の小泉ミカ(初代イエローフォー)等々子供向け番組には格好いいカメラマンの登場人物が出てきます。
そして古今東西の映像作品には魅力的なカメラマンのキャラクターだけではなく、カメラそのものも視聴者にインパクトを与えるものがあります。そこでこの章では筆者が独断で選んだ、映像作品に出てくる面白いカメラについて幾つかご紹介いたします。

3-1.『ローマの休日』(1953年)『モスラ』(1961年)

世界的に有名な女優オードリー・ヘップバーンの代表作と言えば、皆さん御存じの通り『ローマの休日』ですね。映画史に残るこの大傑作は、筆者も数え切れないほど見たくらい好きな作品ですが、今回はカメラに注目して論じていきましょう。
『ローマの休日』はタイトルにもあるように物語の舞台はイタリアで、また製作された国もアメリカですが、実はカメラを通じて、日本も僅かながらにも関与しているのです。
新聞記者のジョーがオードリー・ヘップバーン演じる某国の王女アンを隠し撮りしようとする場面で、ライターでタバコに火をつけるように見せかけて写真を撮る「ライター型写真機」が登場しますが、実はそのカメラが日本製のカメラ「エコー8」なのです。
鈴木光学が1951年に発売したカメラブランド「エコー8」はジッポーに似た形をしている小型のカメラで、実際にライターとして使うことが出来ましたが、小型カメラのためネガフィルムが小さく肝心のカメラとしての性能が微妙。間もなく発売中止となりました。
しかし、『ローマの休日』の空前の大ヒットを受けて鈴木光学へ世界中から問い合わせが殺到。その煽りを受けて、後継型のカメラライトや、改良型エコー8が発売されるようになったのです。
そんな日本で誕生したエコー8ですが、洋画だけでなく勿論邦画にも登場しています。
1961年に公開された怪獣映画『モスラ』の序盤で新聞記者であるスッポンのゼンちゃんと相棒のカメラマン・ミチは言語学者の中條の家へ取材に行きますが、大のカメラ嫌いである中條は「シャッター音がギロチンを連想させて嫌だ!」と新聞で顔を覆う始末。
そこでミチはシャッターの鳴らないカメラを使って写真撮影をするのですが、そのカメラこそが、『ローマの休日』でも使用されたエコー8だったのです。この時にミチが言った「このごろのギロチンは音はしませんのよ」という粋な返しとともに印象的なシーンです!!

(『ローマの休日』劇中に登場したエコー8)
(『モスラ』劇中に登場したエコー8)

3-2.『ウルトラセブン』(1967年)

次に番外編として架空のカメラを紹介しましょう。
ウルトラマンシリーズ第三作である『ウルトラセブン』には現在欠番の回も含めて毎話個性的な侵略宇宙人が登場しますが、その中にはカメラを持って地球にやってきた宇宙人もいます。
第11話「魔の山へ飛べ」に登場した宇宙野人ワイルド星人は生物が絶滅の危機に瀕しているワイルド星の出身で、肉体が老い切って種族が滅びかけているので地球人の若い生命を奪おうと生命カメラを持って地球に侵入しました。
この生命カメラと言うのは対象に光線を照射することで被写体の肉体から生命を分離させてそれをフィルムに定着させる恐ろしいカメラ。
地球にはカメラに写ると魂がとられると言うジョークがありますが、生命カメラは本当に魂を奪われてしまうのだからワイルド星の科学力は恐るべきものです。
そしてワイルド星人はこのカメラを使って多くの若者の命を吸い取り、ウルトラセブンことモロボシ・ダンの命を吸い取ることにも成功しましたが、ウルトラ警備隊のソガ隊員に倒され、その後生命カメラのフィルムに閉じ込められた人々は無事救助されました。
ここまで映画やドラマに登場した面白いカメラについて紹介しましたが、これらの場面は全て被写体の許可を得ないで撮影している、言わばマナー違反の例にあたります。トラブル防止のためにお友達やご家族の写真を撮る際には一言声をかけてから撮るようにしましょう。

4.おわりに

今回の街角コラムでは、ヨドバシフジサワカメラミュージアムについて紹介しました。
近年ではスマートフォンのカメラ機能も向上して、実際にカメラを使う機会は減ってしまっているかもしれませんが、これを機会に貴方だけのカメラを買ってみるのもいいかもしれません。
その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。
TFC賃貸事務所.comを運営する株式会社TFCでは、お客様の状況に応じて、最適なプランをご案内しております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

WEB非公開物件がございます
新宿区を中心に15年以上、たくさんのオーナー様の信頼を勝ち得てきたTFCだからこそ
ご紹介できる"非公開物件"がございます!!
お客様一人ひとりに合ったこだわり条件に誠心誠意お応えいたします。
"オフィス"の賃貸情報なら、なんでもお任せください!!
ご来店も大歓迎です
安心してお任せいただけるよう、ご来店をおすすめしております。
お客様のご要望を対面にて、是非!お聞かせください!!
現事務所の解約スケジュールや移転時期、内装工事、各種手続きのタイミング、引渡しまで全てTFCがご提案いたします。
賃貸不動産は、TFCのエキスパートに是非お任せください!!
LINEで最新情報を配信中
気軽に相談可能です