新宿街角コラム
夏の風物詩「神楽坂まつり」
1.はじめに
新宿区神楽坂では、2025年7月23日(水)から26日(土)にかけて「第51回神楽坂まつり」が開催されました。今回の街角コラムではお祭りの歴史や概要、そして見どころについて紹介していきたいと思います♪
2.神楽坂まつりの概要
「神楽坂まつり」は東京23区のど真ん中に位置する神楽坂で毎年7月下旬に繰り広げられる恒例の夏祭りで、1972年の初開催以来毎年多くの人々が足を運びます。
会場となる神楽坂通り商店街とその周辺は、飯田橋駅から歩いてすぐなのでアクセスも良好です。4日間にわたって行われる「神楽坂まつり」は二部構成になっており、前半の二日間が「ほおずき市」で執り行われ、後半の二日間には「阿波踊り」が開催されます。次の章では二つのお祭りの詳細について紹介していきます!

3.ほおずき市
この章では「神楽坂まつり」の前半戦、「ほおずき市」について紹介していきます。
ほおずき市とは、ホオズキという植物が売られる日本の伝統的な縁日のひとつです。ホオズキは漢字で「鬼灯」と書き、ちょうちんのような赤い実をつけるナス科の植物です。ちょうちんに似たその見た目から、ご先祖様に家を知らせる灯りとしての役割を持つと考えられ、仏花としてよく用いられます。
寺院や神社の境内で開催されるのがセオリーで、お盆に備える準備の一環でもあり、特に「浅草寺」のほおずき市は江戸時代の中ごろから開催されていることから知名度の高いイベントです。
「神楽坂まつり」のほおずき市は「毘沙門天善國寺」の境内でほおずき鉢の販売や子供たちに人気の「毘沙門天子供縁日」が開催され、ヨーヨー釣りなどが楽しめます。
また毘沙門天善國寺では24日に暑気払いと健康祈願の伝統行事「ほうろく灸」も実施されました。ほうろく灸とは頭の上にほうろく(素焼きした平たく浅い土鍋)を乗せてその上にもぐさを焚くおまじないで、江戸時代から続けられている由緒あるものです。
門前には近隣の飲食店などによる屋台が出店。「天孝」「龍公享」「酒場なるくち」「鶏Soba座銀」など神楽坂の人気店が集まりました。

4.阿波踊り大会
この章では、「阿波踊り大会」について紹介していきます。
阿波踊りとは、現・徳島県である阿波国を発祥とする盆踊りです。これは高知のよさこい祭りと愛媛の新居兵太鼓祭りと並ぶ四国三大祭のひとつであり、日本三大盆踊りとしても知られています。
現在は、阿波国以外にも伝播し、神楽坂まつりを代表とした東京都など他の地域でも大規模に開催されるようになっています。
実際に神楽坂まつりの「阿波踊り大会」では、神楽坂下から神楽坂上まで上る「神楽坂通り会場」と、「赤城神社」前から神楽坂上を目指す「6丁目会場」の2ヶ所で行われました。スタート地点付近は、楽器が鳴り始めてから踊り子が一斉に踊りだす瞬間を見ることができる、おすすめの観覧スポットです。
また、7月26日(土)の18〜19時には、地元の子供たちが参加する「子供阿波踊り」が開催され、小学生や幼稚園・保育園児たちが愛らしい踊りを披露してくれました。
神楽坂まつりの「阿波踊り大会」は、東京の真ん中で生の阿波踊りが見られるとあって毎年多くの人でにぎわいを見せています。来年もにぎわいを見せることでしょう。

5.おわりに
今回の街角コラムでは、2025年7月23日(水)から26日(土)にかけて開催された「第51回神楽坂まつり」について紹介しました。1972年から現在まで続いている伝統のある神楽坂まつりですが、来年度以降もさらに賑わいを見せることを期待したいですね!
その他店舗・オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下記のリンクから是非ご覧ください。
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