新宿街角コラム
「代々木公園を囲むハイセンスな街 代々木」
新宿、渋谷どちらにも近い代々木エリア。JR山手線、総武線、また地下鉄千代田線、新宿線、大江戸線を利用すれば、大手町、赤坂、表参道等、東京の主要ビジネス地区まで簡単にアクセスでき、都心と郊外の分岐点ともいえるエリアです。
駅周辺はビジネス街の趣が強く、再開発によってオフィス・商業・ホテルなどの複合ビルが次々と誕生して大きな変貌を遂げつつあります。
たとえば、代々木に「受験生の街」というイメージを根づかせた全国有数の大手予備校「代々木ゼミナール」は、代々木を本拠に全国で展開しています。
かつては本部校を含め、多くの建物が代々木一丁目界隈を占有していましたが、2008年に新本部を代々木二丁目へ移転。一丁目の建物や機能は大幅に縮小されました。
その跡地に完成したのが、「代々木VILLAGE by kurkku」という商業施設です。
音楽プロデューサーの小林武史氏を中心とした株式会社KURKKUがコンセプトプロデュースを手掛ける他、音楽プロデューサーの大沢伸一氏、インテリアデザイナーの片山正通氏、イタリアンシェフの笹島保弘氏など、各界のプレイヤーが起用されたこともあり、代々木のニュースポットとして話題を集めました。
代々木駅東口から徒歩2分の場所にあったJRバスターミナルは2016年4月に完成した「バスタ新宿」に吸収され、かつての高速バス乗り場は現在閉鎖されています。
バスタ新宿がある新宿駅新南口は最も代々木に近い出口であり、商業施設「NEWoMan」が誕生したことでこれまで以上に代々木駅が近くなりました。
エリア毎の特色
代々木は一丁目から五丁目まであり、代々木と一口に行っても方面によってかなり印象が異なる場所です。
一丁目には飲食店や事務所が入居する雑居ビルが多数見受けられ、二丁目はオフィスや商業施設が多くを占めています。
1990年代中盤以降、JR東日本本社ビル、新宿マインズタワー、小田急サザンタワーなどの超高層ビルが次々に完成しました。
三丁目は住宅街が大半を占め、公園や神社もあります。
四丁目・五丁目は起伏に富む地形となっており、高台部分には豪邸が集まる高級住宅地が広がっています。
都心にも通勤便利な家族向きの住宅街で、こだわりの飲食店などが点在するハイセンスな街として幅広い層に人気を集めています。
代々木公園
東京メトロ千代田線の代々木公園駅から歩いて3分のところには広大な敷地の代々木公園が広がっており、こちらは23区内の都立公園の中で五番目に広い公園です。
サイクリングコースやランニングコースも充実、ドッグランもあるのでペットを連れている人も多いです。週末にはフリーマーケットや各国の文化やグルメを楽しむことができる国際フェスティバルが開催されるなど、たくさんの人が訪れます。
代々木公園は明治神宮と隣接しており、都心とは思えない緑多い平和な住環境を作り出しています。
都心まで至近のロケーションとは裏腹に静かでゆったりとした空気感が漂うのもこの街の魅力のひとつです。
最近では若いファミリー層が増えていて、街の雰囲気も少しずつ変わりつつあります。
代々木上原
1978年に東京メトロ千代田線の代々木公園~代々木上原間が開通し、小田急電鉄小田急線との相互直通運転がスタートして以来発展をとげ、今日では1日の乗降客が22万人を超える代々木上原駅。
周辺の住宅地は低層のマンション、一戸建が主流。洗練された環境で、外国人、日本人共に人気のロケーションです。
ブリティッシュスクール、アメリカンスクールへの通学にも便利で、外国人仕様の高級賃貸マンションも点在しています。
上原銀座商店街
昭和初期から続く「上原銀座商店街」は、昔ながらの下町風情漂う商店街。
駅前から井の頭通りへと続く坂道沿いに、老舗の豆腐屋、八百屋から、おしゃれな雑貨店まで多種多様な店舗が軒を連ねていて買い物に便利です。
なにげない小さな路地に、食通をうならせる名店があるのも代々木上原の特徴のひとつ。
経済人や芸能人が通うすし屋や、予約が取れない炭火焼き専門店など、マスコミでも頻繁に取り上げられるような人気店がたくさんあります。
気取った店だけでなく、ボリューム満点の中華料理店やレトロな喫茶店など、気がねなく入れる店も。
庶民派からセレブまで満足させられる守備範囲の広さが、この街のおもしろさでもあります。
最後に
新宿に近く、今後の更なる発展が期待される代々木エリア。
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2017年2月20日現在