大阪街角コラム
大阪・黒門市場――“食のワンダーランド”が息づく街角
(筆者撮影)
大阪・ミナミの中心、なんばの東側に広がる「黒門市場」。
創業は大正初期とも言われ、100年以上にわたり大阪の“食文化の台所”として賑わい続けてきたこの市場は、今もなお活気に満ちた街角の象徴です。
1.大阪人の舌を支えてきた市場
黒門市場には鮮魚・青果・精肉などの老舗専門店が並び、プロの料理人から地域の住民まで幅広い層が日々訪れています。
“食いだおれの街・大阪”の名を裏付けるように、旬の食材があふれ、店主の威勢のよい声が飛び交う風景はまさに市場の醍醐味。
2.国際色豊か、食べ歩きスポットとして進化
近年は観光地としても注目され、外国人旅行者の姿が目立つようになりました。
海鮮丼、串焼き、フルーツ、だし巻き、たこ焼きなど、その場で味わえる“食べ歩きグルメ”が充実しており、まるでフードテーマパークのような賑わいです。
「生うに」「本まぐろ」など鮮度抜群の海産物をその場で食べる体験は、黒門市場ならではの楽しみ。
(筆者撮影)
3.生活拠点としての魅力
黒門市場周辺は、なんば・日本橋へのアクセスが良く、都会的な利便性と生活感がバランスよく共存しています。
徒歩圏内で新鮮な食材を購入できる環境は、料理好きや食にこだわる方にとって大きな魅力。
また、昔からの商店街文化が残っており、人の温かみが感じられるエリアでもあります。
まとめ:大阪らしさが凝縮された“食の街角”
黒門市場は、単なる商店街ではなく、大阪の歴史・食文化・人々の営みが濃縮された“街角そのもの”です。
市場の喧騒と豊かな香りは、訪れる人に活力を与えてくれるはず。
なんば周辺を歩く際には、ぜひ黒門市場のアーケードに足を踏み入れてみてください。
古き良き大阪と、新しい食の楽しみが交差する場所――それが黒門市場です。