渋谷街角コラム

エリア別渋谷の特徴

1.はじめに

 新宿駅と並び、日本有数の利用者を誇る渋谷駅。今回の街角コラムではその渋谷の街並みについていくつかのエリア、特徴に分けて、紹介していきたいと思います。

2.繁華街エリア

 このエリアは渋谷駅と聞いて多くの人々がイメージする繁華街としての賑わいを感じさせるエリアです。渋谷センター街を中心に、井の頭通りや、SHIBUYA109から東急百貨店本店(跡地)への通りを含む一帯を指します。
 渋谷の有名なスポットの一つであるスクランブル交差点も繁華街エリアに入ります。またその他にも渋谷西武、PARCO、渋谷MODIなどの多くの商業施設が所在しており、24時間いつでも人の往来があります。
 そんな繁華街エリアで代表的なスポットは渋谷区宇田川町1-1に所在している渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)です。
 現在の渋谷公会堂は2代目で、初代渋谷公会堂は1965年2月に開館。音楽堂としての評価が高く、2009年には『音響家が選ぶ優良ホール100選』に選出されました。また、コンサートライブ会場としてだけでなく、昭和40年代から50年代にかけて爆発的な人気を誇っていたザ・ドリフターズのバラエティ番組『8時だョ!全員集合』の公開録画会場としてしばしば利用され、多くの人々から愛されていました。しかし、老朽化により2015年に惜しまれつつ閉館。その4年後の2019年に2代目の渋谷公会堂が開館されました。
 改装後は芸能事務所アミューズを中心として運営していき、ネーミングライツはLINE株式会社が収得。新しい通称はLINE CUBE SHIBUYAとなり、今日も多くのミュージシャン、アーティストがパフォーマンスしています。

3.南平台・桜丘エリア

 渋谷駅からオフィス街を通り、代官山方面へ向かうエリアが南平台・桜丘エリアです。このエリアは繁華街である渋谷の印象とは少し違って、オフィスビル、特にITのオフィスが立ち並びます。また、オフィスビルだけでなくオシャレな飲食店が多いのも南平台・桜丘エリアの特徴とも言えるでしょう。
 そんな南平台・桜丘エリアの代表的なスポットは渋谷区文化総合センター大和田とさくら通りです。
 渋谷区桜丘町23-21に所在する渋谷区文化総合センター大和田は渋谷駅から徒歩5分。渋谷区の文化・学習・福祉の拠点として渋谷区によって設置され、2010年10月に竣工しました。ちなみに名称にある大和田は1932年から1969年まで使用されていた現在の桜丘町や南平台町にあたる地名に由来しています。
 この施設の目玉となる箇所は12階にあるコスモプラネタリウムです。小さな子ども向けの「キッズタイム」や、大人向けのヒーリング系プログラム、そして個性溢れる星座解説を楽しめる「今夜の星めぐり」等の幅広い客層に合わせた投影プログラムを豊富に取り揃えており、席数は120席で全席自由。利用料は大人が600円で小中学生が300円。小学生未満の場合は無料で入場することができるそうです。

 さくら通りは別名さくら坂と呼ばれているほどの桜の名所で、渋谷駅西口を出て、国道246号線に跨る渋谷駅西口歩道橋デッキを渡ったあたりにある桜並木の坂道です。
 150mほどある坂道の両脇にはソメイヨシノが植えられており、春になると綺麗な桜のトンネルを眺めることができます。
 毎年3月から4月にかけて渋谷桜丘桜まつりが開催されており、今年は3月10日から4月10日まで開催され、3月22日と23日には渋谷インフォスタワー前広場をメイン会場として、模擬店の出店やパフォーマンスイベントが行われました。

4.青山・美竹通りエリア

 青山・美竹通りエリアは渋谷駅から表参道に向かうエリアで、港区の青山通りの付近となります。
 このエリアは若者の街・渋谷と、大人の街六本木や青山一丁目の中間に位置していることから、双方のトレンドを抑えることができるスポットが豊富にあるエリアで、特に神宮前では、おしゃれな飲食店や高級ブランドが並んでいます。
 そんな青山・美竹エリアの代表的なスポットは根津美術館です。
 港区南青山6-5-1に所在する根津美術館は表参道駅から徒歩10分。東武財閥の創始者である初代根津嘉一郎の所蔵した日本およびアジアの古美術コレクションを保存・展示するために1941年に開館。コレクションの中には尾形光琳の燕子花図と言った国宝のほか、重要文化財も多数含まれています。現在の本館は3代目で初代の建物は戦災で大部分が焼失しましたが、所蔵品は疎開させられていたため無事でした。
 根津美術館を訪れる楽しみの1つに庭園の散策があります。この庭園は都会のオアシスとも呼ばれているこの庭園は自然の傾斜を生かした池を中心とする日本庭園で、庭園の一角には燕子花(カキツバタ)が群生の形で植えられていています。燕子花が咲く5月から6月には当館に所蔵されている尾形光琳の燕子花図とともに実物の燕子花を楽しむことができるでしょう。

5.キャットストリートエリア

 青山・美竹通りエリアと隣接する「キャットストリートエリア」は渋谷から原宿へと続く一帯で、話題のセレクトショップやカフェが軒を連ねる流行の発信地であり、別名「裏原宿」略して「裏原」とも呼ばれています。
 裏原は1990年代から2000年代初頭にかけて、世界でも屈指のストリート系ファッションの聖地としてにぎわいを見せ、「裏原ブーム」と呼ばれるブームも巻き起こりました。裏原宿系とは「音楽がバックボーンにある」「ゆったりとして動きやすいストリートウェア」が特徴的なファッションです。ミュージシャンを始めとした数々のクリエイターがブランドや店舗を立ち上げ、原宿に新たなスタイルを呼び込み、発展させていきました。
 しかし海外ブランドが日本に上陸しはじめたり、代表的な裏原系ブランドの脱税が相次いで報道されたことから、いつしか衰退していきました。
 そんな衰退した裏原の息を吹き返させるために、2021年に発足した任意団体「URAHARA PROJECT」は原宿神宮前商店会の会長らを中心に、裏原宿の町おこしを計画。翌年にはキャットストリートでZ世代向けファッションイベントが開催され、多くの人々が集まりました。
 かつてストリートファッションの聖地として名を馳せていた裏原は、現在Z世代のカルチャーの発信地として生まれ変わりつつあります。

6.奥渋谷エリア

 渋谷区中西部にあり、神山町・宇田川町・富ヶ谷エリアにかけて存在する奥渋谷、通称「オクシブ」は、一般的な渋谷のイメージとは違った静かでゆったりとした大人の雰囲気が特徴で、ゆっくりとお散歩をするのにもオススメです。
 お洒落な飲食店やアパレル・雑貨のお店が多く存在し、渋谷の中でも過ごしやすい空間として一部の人々に人気があります。また隠れ家的なオシャレなレストランや雑貨店も多く、芸能人がお忍びで訪れることもあるとか。
 神泉駅・代々木公園駅・代々木八幡駅など東京メトロ、小田急、井の頭線等の複数の路線・駅からのアクセスが可能で立地もよく、なおかつ代々木公園を始めとする自然に溢れた空間を楽しむことも出来ます。
 

7.まとめ

 今回の街角コラムでは渋谷の街並みについてエリア別で紹介しました。今回のコラムで紹介したスポット以外にも魅力的な場所がまだまだたくさんありますので、是非渋谷へ足を運んで探してみてください。
 その他オフィス選びの際の注意すべき点については、賃貸オフィスコラムにて掲載しておりますので、下のリンクから是非ご覧ください。
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