新宿街角コラム
西新宿五丁目、再開発の動き活発に
西新宿五丁目の再開発進む
ビジネスエリアとしてのイメージが強い西新宿でも、建物老朽化による防災・安全性の課題から再開発の動きが活発に見られます。
今回は西新宿五丁目の再開発について、ご紹介します。
西新宿五丁目北地区防災街区整備事業 [(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト]
西新宿五丁目北地区防災街区整備事業は、住友不動産による再開発です。
対象エリアは、新宿駅の北西約1.2km の 距離にある約2.5haの区域です。
※住友不動産より引用
A棟とB棟に分かれており、
北側のA棟が地上33階建て、高さ151.40mの超高層ビル、
南側のB棟が地上35階建て、高さ131.57m、総戸数404戸の超高層タワーマンションとなる予定です。
A棟はオフィスや賃貸住宅などで構成される複合型ビルで、両棟とも低層階には店舗が入居する予定です。
都市住宅の建設し、十二社通り沿いには連続性のある路面店舗を形成するほか、対象地区の西側を流れる神田川と中央公園をつなぐ空間を形成することで、まちづくりの基本テーマである「つどい にぎわう せせらぎ のある街」の実現を目指します。
2023年3月に竣工予定です。
西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業
西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業は、三井不動産レジデンシャルによる再開発事業です。
対象となるのは、JR新宿駅より北西約1.2㎞に位置した約0.8haの区域です。
※三井不動産レジデンシャルより引用
メインの建物は地上40階建て、高さ約160m、総戸数470戸の超高層タワーマンションです。
その東側に隣接するのは、商業・業務・子育て支援施設が入る地上4階建ての施設棟です。この複合市街地形成による定住人口増加を図るとともに、安心して子育てができる環境を整えます。
住宅の整備と併せて、十二社通り沿いに低層棟を建設することで、商業・業務機能の連続性を保ち、まちのにぎわいを創出することを目標としています。
向かいにはザ・パークハウス西新宿タワー60がそびえ立っており、上述の西新宿五丁目北地区防災街区整備事業による再開発も含め、十二社通り沿いにタワーマンションが並ぶことになりそうです。
2021年度中に本体工事着工、2024年度の竣工を目指します。
西新宿五丁目の課題
西新宿五丁目は平成26年4月1日に、東京都の不燃化推進特定整備地区(不燃化特区)に指定されました。木造住宅の密集や建物の老朽化により、防災性に課題が残されているためです。そのほかにも、住宅密集によるオープンスペースの不足も課題として残されています。
今回ご紹介した再開発プロジェクトでは、建物の不燃化推進や施設の整備により、地域の防災性・安全性を向上させるとともに、都市機能の更新を図ります。
今後も活発化するであろう西新宿五丁目地区の再開発は、同地区や周辺エリアの都市としての魅力向上や地域交流の場の拡大につながっていくでしょう。
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