新宿街角コラム
「多様な商業施設が魅力 初台駅」
初台駅は京王電鉄京王線の駅で、新宿駅から一駅でアクセス可能です。首都高速4号新宿線と甲州街道の地下に位置し、ホームは上り線と下り線で二層構造となっています。階段は新宿寄りと幡ヶ谷寄りの2か所にあり、新宿寄りにはエレベーターが設置されています。
中央口改札口を西向きに出ると地下自由通路があり、右に行けば甲州街道の北側に出る北口、左に行けば南側に出る南口です。北口は新国立劇場に直結し、地下式の駐輪場ともつながっています。新宿寄りの東口改札口は東京オペラシティに直結しており、営業時間に合わせて7時30分から23時30分まで利用できます
施設のご案内
初台駅のランドマーク・東京オペラシティは、新国立劇場および民間の超高層ビル「東京オペラシティビル」で構成されます。「ビジネスゾーン」「芸術文化ゾーン」「アメニティ・商業ゾーン」の3つの領域を連関させており、周辺地域との調和および新国立劇場とも一体となった都市空間として1999年に全体竣工しました。
「ビジネスゾーン」は地上54階地下4階建、234mの超高層オフィスビルです。2階のオフィスロビーは自然光を取り入れた開放的な空間で、ロビー中央にはアートを感じるオブジェが施されています。
各階のオフィス環境も整っており、エレベーター乗り換え階ごとに設けられた接客、省エネルギーや先進のセキュリティシステムなど働く人たちへの配慮がなされています。
53・54階は食事や喫茶が利用できる展望レストランが充実しています。また1・2階はカフェなどの軽飲食店が点在し、B1階は和洋中のレストランやファーストフードが揃っているためシーンに合わせて食事を楽しむことができます。
「芸術文化ゾーン」はコンサート ホール、フルオーケストラの練習にも対応できる二層吹抜けのリサイタルホールや、電子メディア時代の新しい複合芸術の可能性を模索し実践していくNTT インターコミュニケーション・センター、アートミュージアム、奏楽堂など優れたアートの拠点で形成されています。
隣接する新国立劇場ではオペラやバレエ、現代舞踊、演劇などの自主公演が行われています。
「アメニティ・商業ゾーン」は東京オペラシティと新国立劇場を結ぶ全長200mのガラス空間「ガレリア」や、「アトリウム」、屋外広場「サンクンガーデン」などのパブリックスペー スと有機的に連携した飲食サービス空間で形成され、近隣居住者を含め、あらゆる来訪者に快適なスペースを提供しています。
エリア優位性
新国立劇場の裏にある荘厳寺という寺院は、不動明王像があることから幡ヶ谷不動尊荘厳寺とも呼ばれています。江戸時代後半から昭和にかけて、弘法大師(空海)にちなんだ大師講の巡礼団が江戸八十八か所のうちの十一番目札所として盛んに荘厳寺を参拝していたといわれています。
綺麗に整備されたお庭や、甲州街道から移設された石燈籠など風情のある景観が見どころです。この石燈籠は道標常世燈と呼ばれており、人の往来が多かったころの大事な道標だったと考えられます。
また、お寺の前の道路は「不動通り」と呼ばれ、古くから不動尊への参道としてにぎわい、現在は商店街「不動通り商店街」となっています。
下町のような情緒ある雰囲気の商店街で、八百屋、魚屋、精肉店、総菜屋などが多く軒を連ね夕方の時間帯になると帰宅に合わせて買い物をする人でにぎわいます。今も昔も多くの人が行きかう場所のようです。
2018年6月15日現在